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彼女はボクに発情しない
第26章 狂おしき愛の追想曲
☆☆☆
奏が小学校4年の秋。病気になったということで数週間入院をした。
その間、僕はおろか、両親も面会できなかった。

ついた病名が「特発性性欲亢進症」。治る宛のない、不治の病。

この世には神はいないと悟った。

こんなに美しい、可愛い、愛らしい、素晴らしい、不世出の、輝かしい、二つとない・・・ええと他に褒め言葉は・・・まあ、とにかく、言葉が見つからなくなるほどの麗しい人間に対して、こんな仕打ちはない。

僕はショックのあまり、たっぷり1ヶ月は部屋から出ることができなかった。

この時、僕が部屋を出られたのは使命感に駆られたに過ぎない。ある時、天から声がした。
「響、お前、こんなところで悲しんでいる場合か?
 奏を救えるのは誰だ?」
僕だ
「奏を汚れた暴漢の手から守れるのは誰だ?」
僕だ!
「奏を悲しい運命から守れるのは、一体誰だ!?」
ぼ・・・僕だぁー!!!!

そうだ、何をしているんだ、僕は。僕がこうして閉じこもっている間に、奏が発情して汚らわしい男共に何かをされたらどうするんだ!?

それに気づき、僕はようやく外の世界に出ることができた。
手にはナイフを持った。そう、奏を汚すやつは・・・何人たりとも、許さない!
24時間、365日、奏の周辺をガードし、近づくゴミムシを抹殺するのが僕の使命だと、天から与えられた僕の命の意味だと悟ったのだ。

ところが、神は、さらなる試練を僕らに課した。

僕が身辺を警護しているとき運悪く奏は発情してしまった。しかし、それをあろうことか、あろうことか・・・・陽太とかいうクソチビが、せ・・・あああ!口にするのもおぞましい!!!『☓☓☓』をして、収めたのだ。

一瞬で世界が暗転した。
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