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彼女はボクに発情しない
第30章 交響曲 ”彼女はボクに発情しない”
☆☆☆
前略 四宮奏 様

あなたが私のメッセージを正しく読み取っていれば、この手紙をPIHが治った末に読んでいることでしょう。もしも、万が一まだ治っていないなら、この手紙を読むのをすぐにやめ、治ったらまた読んでください。

治ってますか?本当ですか?

ごほん、じゃあ、続けますね。

陽太くんは、奏ちゃんのことが大好きです。大好きすぎて、奏ちゃんのことしか考えていません。ほんっとに腹が立つ!!

もちろん、陽太くんは私にキスなんてしていませんよ。

それで、奏ちゃんはおでこにキスしてもらったんですよね?
しょうがないので、『判定勝ち』ってことにしてあげます。

じゃあ、なんで、今回、陽太くんは「優子と付き合ってる」なんて言ったのか?その理由はたったひとつです。奏ちゃんのPIHの治療には、奏ちゃんの陽太くんへの恋心が邪魔だったから、です。

だから、陽太くんは嘘をつくことにしたんです。クラス中の皆に協力を求めて、そして、私にまで頭を下げて。
安心してください。陽太くんは、これまでも、これからも、永遠に、ずっと、ずっと、あなただけを愛しています。

ムカつくけど。

そういうわけですから、これを読んだら、ちゃんと日本に帰ってきてください。
そして、陽太くんのことは、一発張り倒すくらいで許してあげてください。

そして、そして、日本に帰ってきたら、必ず、私に連絡をください。
もう一度、友達になりましょう。私達、きっと、一生の友達になれるはずです。

また会える、その日が来ることを信じて・・・。

草々

笹本優子
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