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彼女はボクに発情しない
第1章 妖精狂想曲
「もう・・・いいわよ」
振り返るといつもの奏がいた。ボクは自分の手とバイブレーターを水であらうと、さっきまで奏の口を塞いでいたハンカチで包む。後で石鹸も使ってよく洗っておかなくては。
それから性処理用具入れから携帯用消臭スプレーを取り出すとトイレ中に振りまく。慣れたものだ。その間、奏はトイレの端っこで縮こまるようにして、顔を真っ赤にしてうつむいている。
「も、もう、行っていいわよ・・・」
はいはい・・・。ボクはトイレの扉をそっと開けると周囲に誰もいないことを確認し、ささっと退室する。まさか二人一緒に出てくるところを見られるわけにもいくまい。
これは特殊なことなのか?いいや、ボクのあまりにも手慣れた所作に読者の皆さんも察していると思うが、これはいつものことである。
ボクと奏の日常の光景なのだ。
振り返るといつもの奏がいた。ボクは自分の手とバイブレーターを水であらうと、さっきまで奏の口を塞いでいたハンカチで包む。後で石鹸も使ってよく洗っておかなくては。
それから性処理用具入れから携帯用消臭スプレーを取り出すとトイレ中に振りまく。慣れたものだ。その間、奏はトイレの端っこで縮こまるようにして、顔を真っ赤にしてうつむいている。
「も、もう、行っていいわよ・・・」
はいはい・・・。ボクはトイレの扉をそっと開けると周囲に誰もいないことを確認し、ささっと退室する。まさか二人一緒に出てくるところを見られるわけにもいくまい。
これは特殊なことなのか?いいや、ボクのあまりにも手慣れた所作に読者の皆さんも察していると思うが、これはいつものことである。
ボクと奏の日常の光景なのだ。