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彼女はボクに発情しない
第2章 幼馴染の輪舞曲
【Rondo of childhood friends】

奏とボクは幼馴染だ。生まれたときからの付き合いと言っても過言ではない。
家は隣同士、母親同士もほぼ同じ年代で、家族ぐるみの付き合いをしていた。同じ公園で遊び、同じ保育園に通っていた。小さい頃から兄弟のように何をするにも一緒だった。

奏は大人っぽくて、何をしても同世代の誰よりも優れていた。一方ボクは普通というか、まあ、どちらかと言えば普通以下だった。

保育園のお絵かきでも奏は金賞マークをつけられ園長室に飾られた。
ボクは先生から「陽くんは犬さん上手にかけたね」と言われた絵が実は奏を描いたものだったりする。

小学校1年の自由研究。奏はモンシロチョウの成長観察をして区のコンクールに入賞。
その時、ボクは宿題自体を忘れて反省文を書いていた。

運動会でも、奏はリレーの選手になったが、ボクはパン食い競走に出場し、パンがどうしても食べられなくてゴールできなかった。

音楽祭のとき、奏はピアノのソロを任されたが、ボクは楽をしようとトライアングルを選び、最後の方リズムが全く分からず適当に叩いていたのがバレて音楽の先生にめちゃくちゃに怒られた。

まあ、挙げればきりがない。

そんな優秀な彼女だったが、唯一人には言えない大きな欠点、というか、悩みを抱えていた。

「特発性性欲亢進症」

突発的に性欲が亢進し、収まらなくなる奇病だ。
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