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彼女はボクに発情しない
第9章 ボクと歌姫たちの三重奏
☆☆☆
最終ゲームとして笹本さんが提案したのは卓球だった。リーグ戦だ。
ここまでで、勝負は笹本さんも私も2勝ずつだ。この卓球をとった方が優勝ということになる。そして、彼女自身が提案したこのゲームは、当然、彼女にとって最も得意とする種目だと思っておいたほうがいい。
だけど・・・。
すこーん。
私の打った球がテーブルの隅に突き刺さる。これで、陽太、大槻さん、霧島くんを下し、3勝目だ。そして、当然のように笹本さんも同じ三人を悠々と負かし、3勝している。
私は卓球が得意なのだ。
ここまでくると、私と笹本さんは互いに互いの狙いがすでに分かっている状態である。いつになく、真剣なというか、突き刺さるような視線を向けてくる笹本さん。
私も負けじと強い視線を向ける。
最後の、本当に最後の勝負が始まる。
最終ゲームとして笹本さんが提案したのは卓球だった。リーグ戦だ。
ここまでで、勝負は笹本さんも私も2勝ずつだ。この卓球をとった方が優勝ということになる。そして、彼女自身が提案したこのゲームは、当然、彼女にとって最も得意とする種目だと思っておいたほうがいい。
だけど・・・。
すこーん。
私の打った球がテーブルの隅に突き刺さる。これで、陽太、大槻さん、霧島くんを下し、3勝目だ。そして、当然のように笹本さんも同じ三人を悠々と負かし、3勝している。
私は卓球が得意なのだ。
ここまでくると、私と笹本さんは互いに互いの狙いがすでに分かっている状態である。いつになく、真剣なというか、突き刺さるような視線を向けてくる笹本さん。
私も負けじと強い視線を向ける。
最後の、本当に最後の勝負が始まる。