この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第1章 出会い
「本当に危ないところを助けていただきました」

スーパーの敷地内にあるカフェで、絵理奈はよく冷えたアイスティーを飲んでいた。

「いえ、たまたま帰ろうとしたら、奥様の声が聞こえたものですから」

「本当に何とお礼をいったらいいのか」

「構いませんよ。当然のことをしたまでですから」

男は穏やかな笑みを浮かべながら、冷えたカフェオレを飲んでいる。

見かけたことのない顔だった。

180センチはあろうかという長身で、がっちりした体躯の持ち主だった。

長身の夫よりも、更に一回り大きな体をしている。

体育会系というよりも、どこか芸術家のような、落ち着いた知的な感覚を漂わせている。

整った顔つきは、十分にハンサムな部類に入る。

「あ、あの、失礼ですが」

絵理奈が彼の名前を確認しようとしたときだった。

「今日のことはご主人には話さないほうがいいかもしれませんね」

「えっ?」

「余計な心配をされて、奥様にはかえって都合が悪くなるかもしれない」

絵理奈は言葉を返せなかった。

夫との親密さが薄れていること、そして、夫は妻が外を出歩くことを嫌っていること、それが目の前の彼に見透かされているような気がしたのだ。

「くれぐれもお気をつけて」

「あ、あの・・・・・・・・」

「あのチンピラが言っていた通り、奥様はお綺麗ですからね」

男はそう言うと、伝票を手にし、軽く会釈をしてその場を去った。

絵理奈には、レジで精算を済ませる彼の姿を見つめることしかできなかった。

それが、彼、原島桔平との出会いの日だった。
/129ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ