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人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第1章 出会い
「本当に危ないところを助けていただきました」
スーパーの敷地内にあるカフェで、絵理奈はよく冷えたアイスティーを飲んでいた。
「いえ、たまたま帰ろうとしたら、奥様の声が聞こえたものですから」
「本当に何とお礼をいったらいいのか」
「構いませんよ。当然のことをしたまでですから」
男は穏やかな笑みを浮かべながら、冷えたカフェオレを飲んでいる。
見かけたことのない顔だった。
180センチはあろうかという長身で、がっちりした体躯の持ち主だった。
長身の夫よりも、更に一回り大きな体をしている。
体育会系というよりも、どこか芸術家のような、落ち着いた知的な感覚を漂わせている。
整った顔つきは、十分にハンサムな部類に入る。
「あ、あの、失礼ですが」
絵理奈が彼の名前を確認しようとしたときだった。
「今日のことはご主人には話さないほうがいいかもしれませんね」
「えっ?」
「余計な心配をされて、奥様にはかえって都合が悪くなるかもしれない」
絵理奈は言葉を返せなかった。
夫との親密さが薄れていること、そして、夫は妻が外を出歩くことを嫌っていること、それが目の前の彼に見透かされているような気がしたのだ。
「くれぐれもお気をつけて」
「あ、あの・・・・・・・・」
「あのチンピラが言っていた通り、奥様はお綺麗ですからね」
男はそう言うと、伝票を手にし、軽く会釈をしてその場を去った。
絵理奈には、レジで精算を済ませる彼の姿を見つめることしかできなかった。
それが、彼、原島桔平との出会いの日だった。
スーパーの敷地内にあるカフェで、絵理奈はよく冷えたアイスティーを飲んでいた。
「いえ、たまたま帰ろうとしたら、奥様の声が聞こえたものですから」
「本当に何とお礼をいったらいいのか」
「構いませんよ。当然のことをしたまでですから」
男は穏やかな笑みを浮かべながら、冷えたカフェオレを飲んでいる。
見かけたことのない顔だった。
180センチはあろうかという長身で、がっちりした体躯の持ち主だった。
長身の夫よりも、更に一回り大きな体をしている。
体育会系というよりも、どこか芸術家のような、落ち着いた知的な感覚を漂わせている。
整った顔つきは、十分にハンサムな部類に入る。
「あ、あの、失礼ですが」
絵理奈が彼の名前を確認しようとしたときだった。
「今日のことはご主人には話さないほうがいいかもしれませんね」
「えっ?」
「余計な心配をされて、奥様にはかえって都合が悪くなるかもしれない」
絵理奈は言葉を返せなかった。
夫との親密さが薄れていること、そして、夫は妻が外を出歩くことを嫌っていること、それが目の前の彼に見透かされているような気がしたのだ。
「くれぐれもお気をつけて」
「あ、あの・・・・・・・・」
「あのチンピラが言っていた通り、奥様はお綺麗ですからね」
男はそう言うと、伝票を手にし、軽く会釈をしてその場を去った。
絵理奈には、レジで精算を済ませる彼の姿を見つめることしかできなかった。
それが、彼、原島桔平との出会いの日だった。