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人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第14章 別れ
絵理奈は、なぜか胸騒ぎがした。

「いったい何があったんでしょうか」

「絵のモデルにならないかって何人もの女性に声をかけて、連れ込んでたんですって。それで、モデルっていっても、あなた、ほら、なんていうの、その」

おかしそうに、その中年の女はくすくす笑う。

「女の人を裸にして、いたずらしてたって言うじゃないの」

「そんな・・・・・・・・」

「それをね、男性の生徒さんに見せて、お金を巻き上げてたらしいわよ」

「・・・・・・・・・・・」

「それが噂になって、警察から連絡が入ったみたいで。それで夜逃げ同然で逃げたってこと。いやよねえ」

原島さんがまさか・・・・・・・

何かの間違いに決まっている・・・・・・・

「じゃあ荷物は全部ここに置いたまま?」

「それがねえ、たまたま深夜にここを立ち去る彼を見た人が近所にいてね」

「それで?」

「彼はただ1枚のデッサン画を大事そうに抱えて車に乗り込んだって」

「1枚のデッサン画・・・・・・」

「街灯の下だったから、何の絵か、はっきり見えてみたいでね。なんでも、女の人の顔の絵だったみたいよ」

「女の人・・・・・・・」

「手伝いの男性が一緒にいたみたいで、その人がもっと荷物を運び出しましょうか、って聞いたら、原島って人はこう言ってたらしいわ。『エリナ』の絵だけで十分だからって」

「・・・・・・・・」

「エリナっていうお気に入りの生徒さんでもいたのかしらね。彼がここで得たものは、そのエリナさんだけだったのかもしれないわね」

「・・・・・・・・」

「あら、あなた、大丈夫?・・・・・・、やだ、泣いてるの?・・・・・・」

絵理奈は、溢れ出る涙を隠すことができない。
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