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人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第10章 公園
午後11時になろうとしている。

周囲の人の気配も、次第に少なくなっているようだ。

「大丈夫ですか、絵理奈さん」

「は、はい・・・・・・・・」

都心部にある、巨大な公園だ。

1時間ほど前、あのレストランでの羞恥と快楽に満ちた戯れ。

絶頂の寸前にまで迫りながら、原島は絵理奈をいじめるようにその責めを止めた。

そして、闇に包まれたこの公園に絵理奈は彼に誘われるままにやってきた。

「ではもう少し歩きましょうか、絵理奈さん」

絵理奈の腰のくびれに、原島の腕が伸びてくる。

それだけで、先刻の興奮がよみがえってくる。

絵理奈は原島にすがるように、公園の奥へと歩みを進めていく。

周辺のベンチには、よく見れば多くのカップルが座っている。

周囲の視線を気にすることなく、大胆に抱擁し、そしてキスを交わしあっている。

彼らへの嫉妬を感じながら、絵理奈は肢体を熱くさせていく。

膝上のワンピースに身を包んだ絵理奈は、ブラもショーツも身に着けていない。

人妻の曲線に富んだ見事なボディラインが、闇に妖しく浮かび上がっている。
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