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人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第10章 公園
次第に木々が目立ち始める。

茂みに隠れるように花壇が並び、その周囲にベンチがいくつか配置されている。

都心の公園に、このような隠された空間があることを、絵理奈は知らなかった。

ちょっとした林の中で、遊歩道が途絶えている。

そこにあるベンチには、誰も座っていない。

「絵理奈さん、さあ、ここに座りましょう」

「はい・・・・・・・」

原島に促され、絵理奈はそこに腰を落ち着ける。

彼にここで何をされるのかを想像するだけで、絵理奈は鼓動を高めてしまう。

真夏の夜にふさわしく、蒸し暑い空気がまだそこにあった。

ワンピースを身に着けているだけなのに、絵理奈は汗ばんだ肌を感じていた。

「絵理奈さん、何を想像していますか?」

「聞かないでください・・・・・・・・」

やがて、隣に座った原島の腕が、絵理奈の肢体に伸びてくる。

体を密着させ、絵理奈は自分から顔を彼に向ける。

原島が、絵理奈の唇を優しげに吸う。

「あんっ・・・・・・・・」

男の手が人妻の腰を撫で、ヒップラインを何度も這いまわる。

そして、お腹のあたりから、ワンピース越しに指先が上昇していく。

豊満に膨らんだ人妻の乳房を包み、男はゆっくりと愛撫を開始する。

「ああっ・・・・・・・・」

絵理奈の全身から、一気に力が抜けていく。
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