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love is over
第8章 哀愁
独りリビングルームのソファーに腰掛け隼人に食べさせるレシピを考えてた時、隼人が学校から帰って来た。

急いで玄関に迎えに出た夏生を抱き寄せ隼人がキスをする。

ここ数日、何時も隼人が帰ると夏生を抱き寄せキスをしママ、ただいまと言う。

それは夫と結婚した当初もなかった隼人の行為だった。

夫婦でもしないことを隼人が殆んど毎日、夏生にそうした。

日本の男は、どうして映画のように妻にキスをしてくれないのだろうかと想わず考えずにはいられない位、女性には嬉しい隼人の行為だった。

「隼人…、おかえり…。」

夏生にキスをした後、彼は階段を上り自分の部屋へ行った。

夏生は彼が食べたい物を聴くチャンスを逃してた。

まだ、夕食の支度に掛かるには早すぎる時間帯だった。

部屋に入った隼人は夏生が掃除機を掛けたことを知った。

当然、ゴミ箱の中に投げ捨てるように入れられたゴミも捨てられてあった。

隼人はオナニーした残がいが無くなってたことに動揺してたしベットには真っ白な真新しいシーツが敷かれてあった。

隼人は今朝、夏生が残した痕跡を示す、染みが付いたシーツを見ていなかった。

夏生が隼人の部屋を掃除したのは始めてだったし、それが隼人を動揺させてた。

何よりもゴミ箱に丸めて入れた、ティッシュを夏生に見られたことがショックだった。

これから夏生と、どう向き合えば良いのかを隼人は考えてた。
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