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love is over
第8章 哀愁
その後も夏生が何度も咳込んだ。

【口直しに何がいい…?】

「キスして…。」

今ほどに夏生が夫のキスを欲しいと想ったことはなかった。

夫が優しく夏生の唇を吸った。

一年も経つと夫とのセックスも徐々にマンネリ化して来てた。

太く硬い肉棒が腟内を満たす夫の、持続力が夏生を満足させてくれてたし夏生は夫に不満はなかった。

だが、たまたま経験した行為が夏生を、そして夫を興奮させた。

それが知らなかった夫の性癖とは夏生は、想いたくなかったが確かに何時もよりも夫は興奮してた。

それは夫の肉棒を胎内に受け入れた誰よりも自分が一番、知ってたし、その行為が夏生をも興奮させた。

シャワーを浴び温かいお風呂に身体を沈めた後、先に夫がバスルームから出て寝室に行った。

汗ばんだ黒く長い髪を夏生は丁寧に洗い流しお風呂に浸かった後、脱衣場で濡れた髪をドライヤーで乾かした後、脱衣場を出て廊下に出て、歩き始めるとトイレに向かう隼人と出会った。

夏生はバスタオル一枚で身体を包んでた。

そんな自分を隼人に見られたのは始めてだった。

夏生は夫とのセックスを終えた後だったことがバスタオで身体を包んでたことよりも恥ずかしく感じ足早に隼人とすれ違い寝室に戻った。

寝室に戻り化粧台の鏡に向かい髪を解いてても夏生の胸のドキドキする感じは治まってなかった。

【どうかしたのかい?】

髪を解かす手が止まってた夏生に夫が声を掛けた。
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