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第4章 三者面談

通知書に記載されてあった日にちは明後日だった。

もうこれ以上、隠し通すことは時間的に無理だった。

そんな時、部屋のドアがノックされた。

「隼人さん夕食の用意が出来たから一緒に食べよう？」

隼人を夕食に誘う彼女の声だった。

「は～い！今、行きますから」

隼人は、そう返事をした。

今夜は父親が帰って来て家にいた。

話しを切り出すタイミングは今夜しかなかった。

通知書を持ち部屋を出た隼人は台所に向かった。

台所に入ると既に父が食卓に就いてた。

「お父さん、これ」

三者面談の通知書を父に手渡した。

「もうそんな時期か、悪いけど俺は行けないなあ」

父の返事は分かってた。そこに彼女が口を挟んだ。

「どうしたの？」

父が彼女に通知書を見せた。

それを見た彼女がカレンダーを見た。

「あなたが出張の日ね…。」

「そうなんだ。夏生、行ってくれるかい？」

「はい…。良いわよ！私は隼人さんの母親代わりだから私が行きますから……。」

「申し訳ないけど頼むな？」

「はい。隼人さん私でも良いわよね？」

「お願いします。」

隼人が言った後、事件が起きた。

「隼人、夏生がこの家に来てもう一年が過ぎてるし、こうして三者面談にも行ってくれるのに、お前はまだ夏生を、お母さんと呼んで上げられないのかい？」