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第5章 お料理

朝食の用意が出来、彼の部屋に入った。

隼人は、ぐっすり寝入ってた。

何故か夏生は声を掛けずに、その寝顔を見てた。

隼人は俗に言うイケメンだった。

端正に整った顔は母親譲りなのか、お仏壇に置かれた遺影に似た部分が多かったし背丈の大きさは、きっと父親に似たのだろうと想いながら見てた。

「ううん！」

そんな時、隼人が目を覚ました。

「夏生さん」

今朝、始めて彼の声が聞けた瞬時だった。

「隼人さん起きて朝食の用意が出来たから一緒に食べよう…。」

夏生が声を掛けた。

「隼人さん、ごはん食べよう…。」

夏生が隼人に笑顔を見せた。

男が秘めた女の秘部に興味を持つ事は、悪いことではなく寧ろ健全なことではあったが神秘的とも言える女の秘部は、夫であったり愛し合う恋人等の特定の男しか触れてはならない筈だった。

夕べ隼人は好奇心と身勝手な欲望に従い夏生の神秘的な秘部に触った。

夏生は身体に異変がなかったことを喜んでもたが夕べ、ベットの中で何があったのかを知らなかった。

隼人が目を覚まし夏生が台所に戻った。

それから少しし彼が台所に来た。

「夏生さんおはよう…。」

「おはよう隼人さん…。」

互いに朝の挨拶を交わしてた。

それも普通の家なら当た前の光景だったが夏生には、何となく彼との距離が少しずつ縮まってるように感じられ嬉しかった。