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love is over
第7章 父親
「勉強って、自分のためにするんじゃないの…」

【違うなあ…お前が今、勉強しなくちゃ成らないのは将来、お前が家庭を持った時のためなんだよ。分かるかい?】

「僕が将来、家庭を持った時のために今、勉強するの?」

【そうだよ…お前がいつか家庭を持って妻や子供を養うために今、勉強するんだよ…

俺もな、勉強が嫌いで嫌いで家の手伝いをしてたらお前は家に帰って勉強しろって、ばあちゃんに言われて…

俺も今のお前のように、どうして勉強しなくちゃ成らないのかって分からなくて聴いたら、ばあちゃんが俺に、そう教えてくれたんだよ。】

「おばあちゃんがお父さんに教えたんだね?」

【そうだよ。お袋は俺に、こうも言ったんだ。
お前が将来、どんな職業に就くかは分からないが今、お前が勉強し一流の大学に入るって、ことは就職を有利にするし、そうすることで暮らしも楽にさせ家族を養えるように成るだろう?だから今、勉強することが大事なんだよって…。】

「うん。僕、勉強を頑張るよ。」

「あなた、私、夏休みに入ったら隼人さんに夜食を作って上げるって、二人で話し合ったから隼人さんのことは私に任せてくれない?」

「夏生さんが夜食を作ってくれるから僕、頑張るから…。」

【そうか…なんだお前達、仲がいいんじゃないか。】

そう言い夫が声を上げ笑った。

問題はその後だった。
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