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添花の愉悦
第1章 添花の愉悦
「それより俺らはこうやって二人で環とやるのが好きなんだ・・・なあ涼成」
智は言いながら環の内側の、もっとも感じる場所を攻め立ててくる。
「あうっ・・・さあたん」
───ほんと、悪い趣味ね
環は智の律動に体を揺すられながらうっとりと目を閉じた。
───でも一番悪趣味なのは・・・
環はうっすらと目を開き、床の間の絵を見た。
「でもまだこれじゃあ本当のおあいこじゃないぜ」
涼成が言った。
「そうだな、環の旦那にも浮気させないとな。・・・麗奈を送り込むか?」
智がいやらしい声で言った。
床の間の額縁に仕込まれた、小さな隠しカメラのレンズを、環は愛おしいものを見るような目つきでうっとり見つめた。
教師として勤務していた高校で、環と敦史は出会った。
互いに読書が好きという理由で親しくなり、しばらくして敦史から告白を受けた。
環は自分が二人の男と肉体関係を持っていることを敦史に打ち明け、その関係を清算し、身ぎれいな状態になってから交際したいと答えた。
すると敦史は、激しい動揺を隠しながらも、こう言ったのだった。
「僕はいまのあなたのままでいい」
───麗奈なんか送り込んでも無駄よ、ね?敦史
環は涼成と智には返事をせず、胸の奥だけで呟いた。
今頃自宅では、妻がこうして他の男に抱かれている盗撮映像を見て、敦史は興奮していることだろう。
智は言いながら環の内側の、もっとも感じる場所を攻め立ててくる。
「あうっ・・・さあたん」
───ほんと、悪い趣味ね
環は智の律動に体を揺すられながらうっとりと目を閉じた。
───でも一番悪趣味なのは・・・
環はうっすらと目を開き、床の間の絵を見た。
「でもまだこれじゃあ本当のおあいこじゃないぜ」
涼成が言った。
「そうだな、環の旦那にも浮気させないとな。・・・麗奈を送り込むか?」
智がいやらしい声で言った。
床の間の額縁に仕込まれた、小さな隠しカメラのレンズを、環は愛おしいものを見るような目つきでうっとり見つめた。
教師として勤務していた高校で、環と敦史は出会った。
互いに読書が好きという理由で親しくなり、しばらくして敦史から告白を受けた。
環は自分が二人の男と肉体関係を持っていることを敦史に打ち明け、その関係を清算し、身ぎれいな状態になってから交際したいと答えた。
すると敦史は、激しい動揺を隠しながらも、こう言ったのだった。
「僕はいまのあなたのままでいい」
───麗奈なんか送り込んでも無駄よ、ね?敦史
環は涼成と智には返事をせず、胸の奥だけで呟いた。
今頃自宅では、妻がこうして他の男に抱かれている盗撮映像を見て、敦史は興奮していることだろう。