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添花の愉悦
第1章 添花の愉悦
涼成に裸にされる麗奈を想像し、環の口いっぱいに唾液が広がった。ごくりと飲み込むのをごまかすために、コーヒーをひと口流し込む。

「キスがバストに移動して、おまえ、どこもかしこもはちきれそうだな、って低くかすれた声で囁きながら、乳首を舌先で弄ばれて、声を出して反応したら、もっと本気で啼けよ、って、乳首と同時にショーツの上からあそこを指でくすぐられたの。

もう、恥ずかしいくらいにショーツが濡れて。
帰りどうするのよって感じ。替えのショーツなんて持っていなかったし」

麗奈は言って、肩をすくめてくすっと笑う。

「だってまさか、涼成の写真スタジオに連れ込まれるなんて思ってもみなかったから。

高校の時から私たち、ただの仲のいい友達だったでしょ。それ以上の関係になるなんて考えてもみなかったもん。

私はその時から智と付き合ってたし、まさか涼成が、友達の彼女をそんな目で見るなんてありえないって思ってた。

まして今は、私はもう智の妻じゃない?涼成のアプローチには、いまさら?ってびっくりしたわ。

でも涼成、すごく強引で、考える隙も与えてくれないの。

で、あっという間にショーツもはぎとられて、涼成もはだかになってた。

スタジオで女を抱くなんて初めてだ、このマットレス薄いけど、痛くないか?って優しく聞きながら、全身を撫でまわして、キスでほぐしていくの。

いつもの荒っぽい涼成とは違って優しくて、蕩かされるってこんな感じなんだなって思った。でも手は力強くて、私の体をまるでおもちゃのお人形を扱うみたい自由自在にいろんなポーズにするのよ。四つん這いにしたり、バックハグの体勢で抱きしめて足を開かせたり。

開脚させられたところを鏡に映されて、私、つい興奮しちゃった。それで、クリをね・・・」

麗奈は、最後の一言はさらにボリュームを下げ吐息交じりの声で囁いた。
環は心臓がバクバク打つのを感じながら、思わず麗奈の目元から視線を下ろした。
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