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添花の愉悦
第1章 添花の愉悦
麗奈は自分の目の前に置かれたモンブランの、頂にちょこんとのった栗に中指で触れた。
小さな円を描くように、つやつやした茶色い栗の実を撫ではじめる。

「ここの薄い皮を剥いて、中の敏感なところをむき出しにして、ちろちろ舐め続けるの。もう、頭の中が真っ白になって、あまりのきもちよさに身体をよじったわ」

目をそらしたいのに、麗奈の指先の動きに目線が釘付けになる。
豆粒ほどの小さな生き物を慈しむような、普段の仕草では絶対に見せない指先の動きは、見てはいけないものを見てしまったような気分にさせた。

環は、麗奈が長い脚を開いて性器を丸出しにしている光景を思い浮かべた。その背中を抱くように、背後に涼成がいて、後ろから骨ばった手を回して、麗奈の花芽を小刻みな動きで優しく擦っているところを。

ショーツの下で、愛蜜が滴った。

「環?やだ、もしかして興奮しちゃった?」
「これ以上は、もう」

環は、麗奈を制するように両手を掲げて見せ、耐えきれなくなって思わず顔を覆った。
麗奈がくすくす笑って、栗をフォークの先ですくうと口に運び入れた。

「ごめんごめん。この手の話は環にはきつすぎるね。しかも相手があいつだし」

麗奈は言うと環を意味ありげな目で見つめた。

「高校の時、環、涼成のこと好きだったもんね」
「いやいや、それは昔のことだよ」

環は慌てて、顔の前で手をひらひらと振って首を振る。涼成をこっそり目で追っていたことを、麗奈はやはり覚えていたようだった。

「なんか、ごめんね環・・・」

麗奈はくすくす笑った。

上品なティータイムに下ネタを披露したことを謝ったのかとも思ったが、きっとちがうだろう。いつも環を見下してくる麗奈のことだ。親友のかつての片思いの相手を自分のものにしてしまったことを謝っているのだ。
またマウント取っちゃって、なんか、ごめんね、といったところだろう。
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