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背徳は蜜の味
第11章 人妻その十一 ~温泉で犯されて~
「なんだい、今日のお前は少し変だぞ
やたらニヤニヤしているしさ」
「だってぇ…今夜の事を考えたら体が疼いてしまって自然と笑みがこぼれるのよ」
「よせよ、いくら開放的になっても
俺たちはそれなりの年代なんだぜ
激しいセックスなんて無理さ」
そう言っていられるのも今のうちだわと
秀子は心の中で微笑んだ。
今夜のためにとびっきりのエロい下着も通販で取り寄せてあったのだ。
そういう艶かしい下着姿の妻を見れば、
きっと若い頃のように燃え上がってくれるに違いないわと考えていた。
部屋に案内されると、秀子はさっそく浴衣に着替えた。
「あなた、温泉に行きましょうよ」
「やだよ、少し寝転びたいよ」
夫は畳の上で大の字になったけれど、
秀子は夫の手を取って無理やり起こした。
「ここね…混浴なの…
初めてでしょ?私と混浴なんて」
「若い頃は人目を忍んでラブホテルで何度も混浴したじゃないか」
「大自然の露天風呂とラブホテルのバスルームを一緒にしないでよね!」
これ以上、妻がへそを曲げると後々厄介だなと
仕方なく夫も妻に付き合って露天風呂に向かった。
「あら?先客がいるわ」
「そりゃそうだろ、貸切りじゃないんだから」
どうする?恥ずかしかったら止めるかい?
夫にそう言われて引き下がる秀子ではなかった。
女性は湯浴み着を使用してもいいとの事なので
秀子は薄っぺらいバスタオルみたいな湯浴み着を体に巻き付けて露天風呂に向かった。