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背徳は蜜の味
第11章 人妻その十一 ~温泉で犯されて~
愛の営みが終わると、
濡れまくった女性器は五度の射精を受け止めて
熱いほとぼりもやがて冷たくなってゆく。
『やだ…このままじゃ眠れないわ』
夫の体に抱きついて
そのまま朝を迎えるというわけにはいかなくなった。
不意に女将の『うちの温泉は24時間利用可能ですから、深夜であろうと早朝であろうと気が向いた時に入浴してくださいね』という言葉を思い出した。
せっかくの精液を洗い流すなんてもったいないとは思ったけれど、股間の冷たさはどうにも我慢できない。
秀子は下着も着けずに浴衣だけを身に付けると
夫を起こさぬようにソッと部屋を抜け出して露天風呂に向かった。
脱衣場で真っ裸になると、
こんな夜中に誰もいないだろうと
迂闊にもタオルさえ持たずに露天風呂に飛び込んだ。
『やっぱり、いい温泉だわ』
夕食前にちょこっと入浴しただけなのに
肌は艶々になっている。
今回は少しノンビリ入ろうと、湯あたりしないように適度に岩風呂の縁の適当な岩に腰かけてクールダウンも試みる。
そして、誰もいないと思っていたので
温泉の水面をばた足でバタバタさせて水しぶきを上げて遊んだ。
「おばさん!夕方、僕たちに注意をしたよね?
公共の場ではしゃいじやゃダメだって!」
大きな岩の間から一人の男が姿を現した。
てっきり自分一人だと思っていたのではしゃいでしまった自分を恥じた。
「あ。ご、ごめんなさい…誰もいないと思っていたので…」
「ふ~ん、誰もいなけりゃ無邪気にはしゃいでもいいんですかねえ?」
夕方に注意したことを根に持っていたようです…
彼が少しずつ秀子に近づいてくる。
よくよく見れば、あの時、礼儀正しく詫びてきた好感の持てる青年だった。