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背徳は蜜の味
第11章 人妻その十一 ~温泉で犯されて~
「年輩の方々は僕たち若者を叱るけど、
自分だってたいして変わらないことをしちゃうんだ?」
「だ、だから…ごめんなさい」
ぐいぐいと彼は秀子に近づいてくる。
「あれぇ~?」
突然、彼が驚いてすっとんきょうな声を上げた。
「おねえさん、昔さあ、映画に出ていたよね?」
彼が秀子のことを「おばさん」から「おねえさん」に呼称を変化させた。
「え、映画?
さあ?なんのことでしょう…」
もう15年も前に引退した秀子のことを知っている青年に出会うなんて、顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。
「そうだよ!間違いないよね?
原秀美さんでしょ?俺の親父がおねえさん主演のDVDを持っているから、僕、ファンになっちまったんだよ」
誰かと間違えているわけではなかった。
当時の芸名さえその若者は覚えてくれていた。
「感激だなあ、秀美さんと混浴してるなんて
ちょっとした自慢になるなあ」
「あの…私、もう引退していますし
どうか、この事は内密に…」
「別にいいけどさあ…
口封じしたいんなら、それなりの誠意を見せてくれなきゃ」
「誠意?」
寄り添うように体を密着させて
お湯の中に浮かぶFカップのオッパイを揉んできた。
耳を舐めながら「可愛いよ、あの当時のままですね」と囁くと思わず秀子の口から吐息が漏れる。
なぜだか当時のチヤホヤされていたスターだった気分に戻させてくれる。
「黙っててやるからさ、こういうこともしてもいいよね?」
彼は秀子の手を取ると股間に導いた…
そこにはもちろんギンギンの男性シンボルが…
「舐めてくれる?」
大胆にもフェラチオをねだってくる彼。
仕方なく黙ってうなずくしかなかった。
青年は温泉の縁に腰をかけると、
秀子はゆっくりと彼の股間に顔を近づけてゆく。
夫のモノとは違って、二十歳そこそこの逞しいペニスをゆっくりと舐めあげる。
亀頭を咥えて舌を巻きつける。
ああ…なんで、こんなことをしているんだろう?と
自分でもわけがわからなくなる。
過去の自分の正体をバラされたくないという気持ちと、ここへ来るまでにさんざん夫に逝かされていたから、ほんの些細なことで燻っていた体の芯から淫乱の炎がメラメラと燃えだしてきていたのだった。
時折、彼を見上げて、秀子は大自然の中でフェラチオする自分の姿に興奮していた。