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背徳は蜜の味
第16章 人妻その十六 ~内緒のソープ仕事~
本当にお隣の奥さんだろうか?
ポラロイドだから不明瞭だしよくわからないが、
年恰好はかなり似ていた。
指定された部屋で待つこと5分、
奥のカーテンが開いて彼女がやってきた。
「前川さん?」
まさか、身バレするとは思っていなかったので
穂波は驚いてお客様の顔を見て「あっ!?」と声をあげた。
「やっぱりお隣さんだ。驚いたな~」
驚いたのは穂波のほうだった。
初めての客が、同じマンションの、それもお隣さんだなんてしゃれにならない。
穂波は、驚いて固まってたけど、
ここで働いていることは家族に内緒にしてあげますよと奈良橋が約束してくれたので、ようやく少しは落ち着いた。
『こんなラッキーってあるんだな』
奈良橋はお隣の奥さんの裸を想像して、
下半身のバカ息子はもうびんびん状態になっていた。
ほんとに素人の女が出てくるだけでもラッキーなのに、
それが同じマンションの奥様だなんて、
こんなことがあるなんて信じられなかった。
「奥さんのこと、いつもきれいだと思ってたんですよ。ほんと今日はラッキーだなぁ」
「そんな…綺麗だなんて…絶対内緒にしてくださいね」
「もちろん、約束するから、
早く奥さんの裸見せてよ」
「それよりも奈良橋さまはお客様ですので、
まずは脱衣をお手伝いさせていただきますので…」
「俺の事はいいから、先に奥さんが脱いでくれなきゃ」
風俗嬢が手際よく事務的に脱ぐさまは興ざめだが、さすがに前川さんの奥さんは緊張しているせいか
妙に素人っぽくてワクワクさせてくれる。
まあ、脱ぐと言っても
ほとんど全裸のような透け透けランジェリーだけど、恥ずかしいのか後ろを向いて脱衣すると
すかさずバスタオルを体に巻いて裸を隠した。
「ほらぁ~、そんな格好じゃ仕事にならないでしょ」
彼は有無を言わさず穂波のバスタオルを取り上げ、裸で立たせた。
『こ、これがお隣の奥さんの裸か~!
うん、なかなかのプロポーションだ。
三十路にしてはかなりいけてる…』
「そ、そんなジロジロ見ないでくださいな…」
「いやぁ~、素敵なおっぱいですよね
正直に言うと少し垂れてますけど、それがまた興奮しますね」
ソープに通い詰めて、女の裸は見慣れているはずだったが、隣の奥さんというだけでこんなにも興奮するのだなと奈良橋は生唾を飲み込んだ。