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背徳は蜜の味
第16章 人妻その十六 ~内緒のソープ仕事~

乳首攻めやクンニ、
アナル舐めなど、穂波にソープ嬢としての仕事をさせずに、奈良橋が逆ソープのような形で穂波にたっぷりと奉仕してくれる。

『お隣のご主人…遊び慣れているのか、とても上手だわ…』

正常位で体にのし掛かられた時は、てっきり挿入されるのだわと覚悟を決めたが、想像以上に彼は紳士なのか素股でクリトリスを擦りつけるだけで満足してくれようとしていた。

彼の体重を受け止めながら、
体を揺すぶられると、なぜだか無性にこのままセックスがしたくなる。

穂波はすっかり彼の術中にハマってしまっていたのに気づけずにいた。

素股でクリトリスを擦られ、
ハードなキスをされているうちにペニスを挿入して欲しくなってきたのだ。

『入れて欲しい…』

自分から口に出すことがとんでもない淫らな女のような気がして、彼から「挿入したい」と言ってくれるのを待ちわびるようになっていた。

「ああ…くそ…あんた、いい女だねえ…
入れたくなって来ちまうよ」と小声で耳元で囁かれ、完璧に穂波は墜ちてしまった。

穂波は彼の首に手を回し
「ねぇ…ナイショで中に入れていいよ」
と、ついに自分から挿入をおねだりする言葉を自然と口にしていた。

「え、ホントにいいの!?」

シメシメと思いながらも、奈良橋は青天の霹靂のように驚いたフリをした。

「ええ、挿入しても…いいわ。
そのかわりお店には内緒だし、絶対にマンションの方々、とりわけうちの夫にはナイショよ」

ヨシヨシ、思う壺だ…

奈良橋は心の中で大笑いしながら、
生挿入の次は中だしをしてやろうと企んでいた。
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