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背徳は蜜の味
第2章 人妻その二 ~電車で痴漢されて~

高校も電車通学だったので
学校でも痴漢の対策などの授業もあって、頭では対処法など理解しているつもりでしたが、
当時の自分は関係ないと思い、聞き流していた為に実際、今こうして痴漢されるとどうやって抵抗すればいいのか、美緒はわからなくて周りに助けを求めようとぐるりと見渡した。

周りの人たちは助けてはくれませんでした。
当然です。周りはほとんどが日本人ではなく海外からの渡航者だらけでしたから。

何もできなくて、ただジッとうつむくだけの美緒に、痴漢の方は次第に大胆になってお尻を鷲掴みしてきた。

ピクンと反応し、美緒は「いや!」とか細い声を出した。
勇気を出して声を出したのですが、
その声の小ささは、痴漢の人を喜ばせる行為だったのかも知れない。

そのまま円を描くようにお尻を揉み始めてきて、
次第に胸にも服越しに触れて来ました。
まさかおっぱいにまで手が伸びてくるなんて!?

すると背後から痴漢が
「抵抗しないんだね…?
怖いんだ…?でも大丈夫。優しくするから…」と囁いてきた。

痴漢されているというのに
なぜだか美緒の体は、その言葉で一気にカーッと火照ってきた。
そんな美緒に気づいたのか、
気づいた時にはスカートが腰くらいまで捲られていた…

お尻をスカートの上から撫でるぐらいなら、初心な女じゃないので許せるけれど、さすがに直に太ももを触られるのは困る。
急いで手を持って行き、
太腿をさすっている手を握りました。
太ももから引き剥がそうとしたけれど、
男の力にかなうわけはなく、そのまま撫でられ続け、いよいよショーツに手が伸びて行きた。
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