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背徳は蜜の味
第20章 人妻その二十 ~リハビリのお手伝いでエッチされて~
セックスの気持ちよさがわかれば
きっと夫は戻ってきてくれる…
そう信じて遥は耕平の外出許可を取って、二人でラブホテルに向かった。
「世間ではスケベ野郎が数多くいるだろうけど、こうして車イスでラブホテルに来るなんて俺ぐらいなもんだろうな」
遥に車イスを押してもらいながら
耕平はヘラヘラと笑って上機嫌だった。
よくエロいSNSとかでは入院中にナースに口で抜いてもらったとか、内緒でシコシコしてもらったなんて告白があるが、あんなのウソだと思った。
物は試しに耕平も事あるごとにナースに抜いてほしいと頼み込んだが、ものすごく睨まれて叱られるだけだった。
だから、今、セックスをやりたくてやりたくて仕方なかった。
しかし、ラブホテルは健常者が利用する施設なので、バリアフリーなんて意識はなく、エレベーターも部屋のドアも十分な広さはなく、その度に車イスを降りて降り立たなければいけなかった。
「なんだ、どこもかしこも狭いな」と文句を言いながらも車イスを降りることで遥に抱きつく事が出来たので耕平は満更でもなかった。
「あ~疲れた…ここに来るまで体力を消耗しそうだったよ」
耕平にセックスの手ほどきをしてもらうのだからと、ベッドに耕平を連れていこうとしたら、
「そんなに慌てないでいいよ、時間はたっぷりあるんだからさ、まずはソファでイチャイチャしようじゃないか」と耕平はソファを選択した。
ソファで二人並んで座っていると、
遥はソワソワしたような妙な気分になってきていた。
「緊張してるのかい?
そんなにかしこまらなくてもいいんだよ」
耕平がそっと肩に腕を回して遥を抱き寄せる。
柔和な口調とは裏腹に肩を抱く手は力強く、
獲物は逃がさないという野生のオスの逞しさがあった。