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背徳は蜜の味
第21章 人妻その二十一 ~デリヘルでお隣さんに指名されて~
「正直俺も、こんな事になると思ってなかったからビックリしてるんだけど、とりあえず、稲垣さんが困るような事にはしないから、落ち着いて」と、
デリヘル嬢とやりまくる企みが足元から崩れてしまい、加奈子に落ち着いてと言うものの、雄作自身も半ば狼狽えていた。
加奈子は「すみません…」と言うのが、精一杯なようでうつむいたままだった。
雄作にしても事前にデリヘル嬢をどうにかたらしこんで本番をやりまくろうと色々考えてた事は、吹っ飛んでしまい上手く切り出せなかったが、とりあえず「なんで、こんな仕事してるの?」と尋ねた。
加奈子は、言葉を発しようとするが、
上手く言葉に出来ないでいたが、
急に「とりあえず店に電話しないと向こうから、かかってきちゃう」と言ってスマホをバッグから取り出した。
「とりあえず、料金は渡すから、お店に通常通りサービスを開始しますと伝えればいい」と言うと、
加奈子は「料金なんか貰えません」と言って、店に電話した。
「まゆみです…今入りました」と事務所に伝えると、その電話はすぐ終わった。
そして、数十秒くらい沈黙があって、
雄作はその間、まゆみと源氏名を語る彼女の頭のてっぺんから爪先までじっくりと眺めた。
出掛けるときにエレベーターで鉢合わせした時と同じ黒の網タイツに、紫のタイトなスカート、上は白いブラウスで、首にスカーフだった。
とりあえず雄作は、ホテルの冷蔵庫から、
お茶を取り出して、「飲みなよ」と、極力明るい感じでフタを開けて渡した。
まゆみと名乗る加奈子は「ありがとう」と言って、一口つけた。
その飲み方がイヤでもフェラチオをする彼女を連想してしまって、妙に興奮してきた。