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背徳は蜜の味
第22章 人妻その二十二 ~知人の息子と肉体関係~

「さ、ここが君の部屋だからリラックスしてね
お父さんとお母さんが退院するまで寂しいだろうけどガマンしてね」

「いえ、何から何までご迷惑をかけてしまって…」

頭を深々と下げる彼を見て、
ほんと、教育が行き届いているわと感心した。

「夕飯まで時間があるから先にお風呂にする?」

「いえ、僕は後で構いませんから、おばさんが先に汗を流してくださいよ」

「そんな…遠慮しなくていいのよ
数ヵ月はホントの家族みたいに接してくれたらいいんだから」

「じゃあ…遠慮なく言わせてもらいますね
おばさん、けっこう汗くさいから早くシャワーを浴びた方がいいですよ」

彼に指摘されてハッと気づいて赤面してしまう。
今日は朝からバタバタしていたから、かなり汗をかいてしまっていたのだった。
純一くんの言う通り、腋に顔を寄せてクンクンと匂うと酸っぱい臭いがした。

『私ったら…こんなにも臭うのに彼をハグしちゃった…』

恥ずかしさに耐えられず
「じゃあ、悪いけど先にお風呂に行ってくるね」と
着替えを手にするとバスルームに飛び込んだ。

シャワーで体を洗っているとガラス越しに純一くんが脱衣室に来たのがわかった。

「部活のジャージとか、脱衣かごに投げ込んでもいいですか?」

バスルームのドアに彼の姿が映っていた。

「ええ、一緒に洗っちゃうから放り込んでて…」

そう言いながら何気なく磨りガラスの向こうを見ていると、純一くんが屈みこんで脱衣かごから何やら手にしているのがわかった。
それは磨りガラス越しにも先ほどまで雅美が穿いていたショーツだと鮮やかなピンク色が教えてくれていた。

「だめよ、純一くん、脱衣かごをかき混ぜないでね」

強く叱れなかった…
子育ての経験のない雅美は、こんな時どのように注意すればいいのか見当がつかなかった。

「ごめんなさい」

素直に謝る純一が、ゴソゴソと脱衣をし始めたのも磨りガラス越しにわかる。

「ちょ、ちょっと純一くん!何をしているの!!」

磨りガラスに肌色の彼の姿が確認できた。
おそらく彼は全裸になっているのだと理解した。

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