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背徳は蜜の味
第26章 人妻その二十六 ~隣のご主人にハメられて~
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「これでヨシッ!」
次の日の夕刻、タイトなワンピースを着た絹代は
姿見に写る自分の容姿をチェックして、我ながらいい女だわと自画自賛した。
「それじゃあなた、出掛けるから美幸のことをよろしくね。
美幸、ちゃんとパパの言うことを聞くのよ」
「いってらっしゃい…それにしても派手な服装だな…お隣の奥さんと飲みに行くと言いながら、案外と外に男でも出来たんじゃないだろうな」
いつもは娘の前では下世話な話をするなと叱る夫が、綺麗に着飾っている絹代を見て怪しんだ。
「バカねぇ、マジでお隣の麻奈さんと呑みに行くだけよ。信じられないんならお隣さんに聞いてごらんなさいな」
そう言いながらも、まるでデートにでも行くようなピンヒールをシューズボックスから取り出したものだから夫の博之の疑惑はますます膨れ上がる。
「ママねえ、おフンドシを履いてるのよ」
絹代の着替えを興味津々に見ていた娘の美幸がそう言ったものだから、博之は目を丸くして驚いた。
「いやねえ、フンドシじゃないのよ、あれはTバックっていうおパンツなの」
娘の美幸にそういうパンツもあるのよと教えていると、「Tバックだってえ?お前、やっぱり他の男と…」と博之の疑惑はますます膨らんだ。
「あなたバカねえ、子持ちの三十路女が不倫なんてするわけないでしょ、下着のラインを見せないためにTバックにしただけよ。
私が惚れているのはあなただけよ」
そう言って頬にキスしてやるとルージュのキスマークが博之の頬にマークされた。
「本当だな?浮気なんてしてみろ、速攻で離婚だからな!」
夫の戯れ言を聞き流しながら
『私がそんなにモテる女だと思ってるなんてバカだわ』と、出来ることなら男どもにモテモテになりたいけどねと思った。
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