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背徳は蜜の味
第31章 人妻その三十一 ~会社の後輩と肉体関係~
佐藤くんの手伝いもあって、
香代が思っていたよりもかなり早く仕事が片付いた。
残業が終わって帰る時に「遅くさせてしまったわ…どう?この後、一緒にご飯でも?」と佐藤くんを誘った。
「え?旦那さんは?大丈夫なんですか?」
そっか…課長には夫が海外に赴任したことを伝えてはいたが、課内の誰にもその事は内緒にしていたんだっけ。
「夫は海外赴任で居ないの。
今から帰って一人で食事作って食べるのも味気ないし…」
勿論、佐藤くんと仕事帰りのアフターなんてつもりはなく、一人で食べるより二人の方が美味しいだろうなぁというそんな軽いノリで彼を誘った。
食事をしながら会社のダメなところなど言い合っているうちに、ついアルコールがすすんでしまい、段々話が男女関係の話から下ネタにも及んできました。
佐藤くんに「彼女は?いるの?」と香代は何気なく訊ねてみた。
佐藤くんは酔いが回って顔を赤らめながら、
「いないからずっと一人です。強いていえば右手が恋人ってやつですかね
林原さんは旦那さんが海外から戻ってきたら毎晩ヤりまくるんだろうなあ…」などと露骨なことを訊いてきます。
「そうねえ…毎晩しちゃうかもね」
「今夜だけでも旦那さんの代わりになってあげたいな~」
「なーに、バカな事を言ってるのよ…」
そんな風に答えながらも、
なんか急に佐藤くんを男性として意識してしまいました。
なんとなく会話が途切れて気まずい空気が流れた。
「あ…ごめんなさい…
僕の発言…これって、セクハラになっちゃうんでしょうね」
「この程度でセクハラなんて言うような年齢じゃないわわ。安心なさい」
「ああ良かった、つい願望を口にしちゃったから…」
「願望?ああ、夫の代わりになりたいって願望?
私を抱いたって良いことないわよ。私、年上だし…」
「年上って、たった二つじゃないですか!
それに林原さんはその…人妻だし、すごく興味があります」
「人妻とエッチしたいわけ?」
「そりゃ…したいですよ…」
「したいの?」
佐藤くんがうっかり口を滑らせたことを
聞き流せばいいのに、香代はつい、聞き返してしまった。