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背徳は蜜の味
第31章 人妻その三十一 ~会社の後輩と肉体関係~

「気持ち良かった?」

「凄く…流石、人妻ですね~」

「あら、人妻なら誰でも良かったみたいな言い方ね」

人妻の香代ではなく、一人の香代という女に対して彼に誉めてもらいたかったので、ちょっぴり拗(す)ねた顔をして頬を膨らませた。

「ごめんなさい!違うんだ!あ~!俺ってバカだあぁ!こんな調子だから女にモテないんだぁ~!」

「うふふ、冗談よ
佐藤くんのザーメン、すごく濃くて美味しかったわよ」

「あああ!香代さぁ~ん」

彼が初めて「林原さん」ではなく「香代さん」と呼んだことで、香代と佐藤くんの距離が一気に縮まった。
だから香代も大胆になってバスタブに腰をかけ、
「私のも…舐めて欲しいなぁ~…」って言ってあげると、彼が香代の足を大きく広げるようにして股間に顔を突っ込んできた。

彼の舌先が妙に熱く感じて、
割れ目に沿って舐めあげられるだけで、
香代は全身が震えるほどの快感を覚えました。

決して上手なクンニではなかったけれど、
犬がミルクを飲むみたいにぴちゃぴちゃと音を立ててクリトリスを舐められると、
今までに感じたことが無いほどの快感が背筋を突き抜けた。

「あっ…」という声にならないような声をあげて、初めてクンニでオーガズムを感じていた。

『うそ…私、この人に逝かされちゃったの?』

まさか人妻である自分が、こんな女性経験の乏しそうな男に逝かされるなんて有り得ないわと戸惑っていると、

「どうしたの?イッちゃったの?」

まさか自分が逝かせたとも思えず、
彼もまた半信半疑でそう訊ねた。

「イッちゃった…みたい」

「良かった?」

「凄く…」

そう、紛れもなく香代は佐藤くんに逝かされたのだと正直になると、もっと彼に逝かされたいと思い始めた。
香代の答えに、佐藤くんはすごく凄く嬉しそうでした。

その笑顔を見ると、心がキュンと音を立てて
『私、この人に惚れちゃったんだわ』と認めざるを得なかった。

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