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背徳は蜜の味
第32章 人妻その三十二 ~人妻ナースの夜の看護~

ズボンとパンツを裂いて下半身を丸出しにして
満子は思わず目を疑った。
ナースという職業上、男性器を見てきた回数は数知れずだったけれど、彼の持ち物は群を抜いて立派でした。

レントゲンの結果、やはり大腿骨の骨折で入院ということになった。
彼から連絡先を聞いて保護者の方に連絡をしたけれど、入院の手続きやらで病院を訪ねて来てくれたのは翌日ということで、自分の子供が怪我をしたっていうのにのんびりしているわと満子は憤慨した。

「うちの母親って無愛想だったろ?」

彼の検温をするために病床に行くと
彼は少し寂しそうにそう言った。

話を聞くと、彼の両親は離婚して母親と暮らしを始めたそうだが、この母親というのが男に依存する体質らしく、男性を取っ替え引っ替えしては部屋に男を連れ込み、そのうち息子である彼を疎ましく思い始めたそうだ。

「まあ、俺を育てるために風俗とか身体を張って頑張ってくれたんだから、俺も高校を卒業したらどこかへ住み込みで働くつもりさ」

なんだか人生を投げやりにしている彼に
満子は「きっとお母さんも心の中では君のことを心配しているはずよ」と励ました。

「ありがとう…まんこさんっていい人だね」

「えっ?まんこ?」

「ほら、名札…」

彼が満子の胸を指差した。
この病院では個人情報などお構い無しに
フルネームの名札の着用が義務付けられていた。

「いやねえ、みつこって呼ぶのよ」

「それぐらい知ってるよ、でもおま○こ好きそうだからおばさんの事をまんこって呼ばせてもらうよ」

「おま○こ好きそうだなんて…失礼しちゃうわ」

「怒った顔も素敵だよ
それでね、まんこさんお願いがあるんだけど」

「何かしら?」

男性雑誌でナースにフェラチオで抜いてもらったという記事を読んだらしく、彼も満子にそれを望んできた。

「そんなの無理に決まってるでしょ」

現実はそんなに甘くはないのよと
ナースと患者が肉体関係なんかにはならないのよと教えてあげた。
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