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背徳は蜜の味
第34章 人妻その三十四
「あっ!すいません!つい、いつものクセで…」
超至近距離でお互いの目と目が合うと
罰が悪そうに彼は瞳の体から距離を取ろうとした。
瞳は、離れようとした彼の肩を抑えて、
耳元で「もっと…」と囁いていた。
瞳から唇を重ねると遠藤先生は目を丸くして
「ホントに?」と呟くと
ゴクッと生唾を呑み込む音がした。
腕枕をしていないもう片方の手が
瞳の服の上から形の良い乳房を手のひらで包み込んだ。
瞳の激しい鼓動を感じると、いやが上にも彼は昂ってしまい、今度は彼から唇を重ねてキスをして、顔を見合わせてクスクスとお互いに笑い合っていた。
なんだか、卑猥な行為をしているというよりは、子どもに戻って悪戯をし合っているような感じだった。
当然の成り行きで遠藤は瞳の衣服を脱がしてゆく。
瞳の裸身は、手足が長く、子どもを生んだとはいえ、体のラインも崩れていなかった。
彼は、瞳の形の良い乳房をすくい上げるように手で包みこんだ。
乳房の裾野から、ゆっくりとらせん状に舌先を這わせていくと、
やや陥没気味だった乳首が徐々に堅く隆起してくるのがわかった。
固く勃起した乳首を舌で転がしながら、ふと、彼が視線を上げると、再び瞳と目が合った。二人は、またクスクスと笑い合った。
それが、互いに卑猥な行為をしている緊張をほぐそうとしてのものだということが自覚できた。
彼は伸び上がって、改めて瞳と唇を重ねた。
舌を入れると瞳が、それまでよりさらに激しく応じてしまう。
それを合図に遠藤が瞳の両脚の間に身体を割り入れてきた。
瞳は、一瞬、躊躇するような体を強張らせて緊張を見せたが、すぐに身体の力を抜いた。
彼は安心したかのように、
形の良い顎、首筋、鎖骨と舌でたどり、
再び乳首を口に含み、舌先で転がした。
舌と指先で左右の乳首を刺激しながら、
腕枕をしていた腕を解放して下半身へ伸ばしてゆく。
軽く陰毛を撫で上げると、瞳の体はピクリと反応した。