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背徳は蜜の味
第35章 人妻その三十五 ~アナルセックスに目覚めて~
オナニーをしてスッキリしたかと言えば、
身体はさらにムラムラしてしまい。
いっそのこと不倫でもしてやろうかしらと
良からぬ事を考えてしまう。
『何をバカな事を考えているの!』
自分の愛液で濡れた指を洗い流し、
気分を紛らわせるために買い物に出掛けた。
マンションを出ると、近くの三角公園で顔馴染みの奥さま達がケラケラと笑いながら井戸端会議に夢中になっていた。
「あら!彩さん!!」
そのうちの一人が彩の姿を見つけて、こっちに来なさいよと手招きする。
急いでいますので…そう言って立ち去ることは容易だったが、
そういう些細な行動で仲間外れという陰湿な虐めが始まることを週刊誌で読んでいただけに、気が乗らないまま奥さま連中の輪の中に入る。
「今ね、夜のセックス自慢を話していたの」
ほら、やっぱり下ネタだわと彩はうんざりした。
「最近、旦那が抱いてくれないって、ボヤいていたのよ」
「ねえねえ、彩さんのところはヨロシクやっているの?」
「うちも…似たようなものです
ここんところ一年はロス状態で…」
「あらぁ~!じゃあ、彩さんのところが一番深刻ね」
「あるのよねえ…子供が成長するのと同時に、
旦那から見て妻が母に思えて欲情しなくなるのよ」
奥さま達は口々に彩を慰めてくれる。
「あの…皆さんは夜の営みは?」
「あるわよぉ!週一だけどね」
そう言って絶対に旦那に抱いてもらえそうもない
コロコロと太った奥さまが少し勝ち誇ったようにしながら言った。
「セックスロスを回避するのはどうしたらいいのかしら?」
藁にもすがる気持ちで、彩は奥さま連中にレクチャーを受けた。
「アナルセックスはどう?もう経験済みなの?」
「アナルって…もしかしてお尻の穴で?」
彩は飛び上がらんばかりに驚いた。
「マンネリ解消にアナルセックスが一番かもね」
いつも綺麗にしてる上品な奥さんから、アナルなんて言葉が出るのでびっくりした。
それにいきなりアナルセックスなんかする自信もないしって答えると、真剣な表情で説明してくれた。
アナルセックスがどんなにいいのか、倦怠期なのに夫が激しく求めてきたかなど…目を爛々と輝かせて楽しそうに教えてくれた。