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背徳は蜜の味
第35章 人妻その三十五 ~アナルセックスに目覚めて~
翌日、スーパーで買い物をしていると、
彩にアナルセックスを薦めてくれた例の上品そうな奥さまと店内でバッタリと出くわした。
久々の満足したセックスで顔色もよく、
肌も艶々している彩に奥さまは驚いていた。
「あら、奥さま!今日は一段と化粧乗りが良くてお美しいこと…」
ぶしつけにも、その奥さまは顔を近づけて
まるでファンデーションのムラはないかと人の顔をマジマジと品定めするように見つめてくる。
「この匂い立つほどの色気は…
なるほど…私たちのジョークを真に受けてアナルセックスをしたのね」
アナルセックスを薦めた張本人が、
面と向かって「あれはジョークだったのよ」と全く悪気のないように言い放った。
周りに買い物客がいるのに「アナルセックス」というワードが飛び出したので、彩は慌てて店内の片隅に彼女を連れていった。
「奥さま…そういうことを公然とおっしゃるのはどうかと…」
「ああ、そうね、それは悪かったわ
それに、あなたにアナルセックスをけしかけたのも謝るわ」
プライドの高そうな貴婦人に頭を下げられては
面と向かって怒ることも出来ずにいた。
「ねえ、お詫びの印に今夜は夕食をご馳走したいわ
ううん、明日は日曜日だし、ゆっくりと泊まっていってよ
私ね、ずっと前からあなたとお近づきになるのを心待ちにしてたのよ」
同じマンションに住んでいるので、
後々、犬猿の仲になりたくもないしと、
彩は、喜んで彼女の誘いにOKを出した。
「ママ?今夜はお泊まりなの?」
簡単なお泊まりセットをバッグに詰め込む彩を見て、
娘の彩佳がお友だちが出来たのね?と喜んでくれた。
「そうよ、お友だちのお部屋にお泊まりに行くの
彩佳はパパとお利口さんにしていてくれるわよね?」
娘との会話に聞き耳を立てていた夫の佳彦が会話に加わってくる。
「ご近所付き合いも大切だからね、彩佳の事は心配しないでいいよ、今夜は二人でたっぷりと遊ぶつもりだから」
「あなた、御免なさいね…せっかく誘ってくださるのに無碍に断ることも出来なくて…」
「いや、いいんだ。お前も子育てを忘れてたまにはのんびりしておいで」
夫と娘に見送られて、彩はエレベーターに乗り込み、
高層階の行き先ボタンを押した。