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背徳は蜜の味
第36章 人妻その三十六 ~義弟に抱かれて~
翌朝、まだ夜明け前の暗い時間に夫は出張に出掛けた。
朝早いとは聞いていたけれど、こんなに早く出掛けるのかと驚いた。
「当然だろ、始発の新幹線に飛び乗るんだから
ここから新幹線の駅までどれぐらいかかると思っているんだよ」
それならば新幹線の駅の近くのビジネスホテルに二人で宿泊して、
久々の合体をしたかったわと和海は愚痴をこぼした。
「少しぐらいセックスレスになってもいいじゃないか
俺たち、多分、同年代の夫婦に比べて回数は多すぎる方だと思うぞ」
出張の期間は妻の相手をしなくても済むと夫は上機嫌で部屋を出ていった。
モーニングコーヒーを飲み終えた頃、
ようやく義弟の健二くんが起き出してきた。
「あら、健二くんも早いのね
これなら朝イチで賃貸物件を探しに行けるわね」
「う~ん…どうしようかなあ…
今日はイマイチ外出したくない気分なんですよね」
「まあ!そんなことを言わないで、頑張って物件を探して欲しいもんだわ」
「僕、当分、この部屋から出ていく気はありませんから」
「えっ?ど、どうして?」
「だって、兄貴が帰ってくるまではお義姉さんの相手をしないといけないし」
「私の相手?」
「僕、夜中に聞いちゃったんですよね
いやぁ、夜中にトイレに行こうとしたらさ…
トイレに灯りがついていて先を越されたなと、
トイレの前で出てくるのを待っていたんですよね
そしたら、お義姉さんの悩ましい声が聞こえてきて…
お義姉さん、あれってオナニーしてたんだろ?
なに?兄貴が相手をしてくれないのかい?」
「…な!?なに盗み聞きしてるのよ!
それに本人に向かって、そんな恥ずかしい事よく聞けるわね!?」
「えっ?逆ギレ?僕は別に…お義姉さんが可哀想だな~って」
「うるさいわね!健二くんには関係ないでしょ!」
思わずその場を立ち去ろうとして、その時気づいてしまった。
義弟のパジャマの股間が大きく勃起している事に…!
「やだ!なによ!なにそんなところ大きくさせてるのよ!?
昨夜の私の声を思い出して興奮しちゃったの?」
「そんなわけないだろ!これは今起きたばかりだから…
ほら、男は生理的に朝は勃起しちゃうんだよ」
「どうだか。トイレを盗み聞きする変態だものね!この変態!」
オナニーを盗み聞きされていたことで、
多少キレてしまい、売り言葉に買い言葉的で健二を罵った。