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恋人岬には噂があった
第2章 第2話
 だが、濡れた音がしばらく止むことはなかった。
 野上には、バージンに関する質問が残っている。しかし、濡れた音をリアルに耳にしながら、奈々はちょっと暴走気味だなと思えた。
「──ねえ、上さま? 私のえっちな音、聞こえた?」
 野上はこのとき、性器を指で大きく広げてごらんと言いたかった。だが、彼女は暴走気味なのだ。それに夜も遅い。性器を広げさすのは会ったときに裸にして、敷き布団の上で、と野上は思うのだ。そのほうが、奈々はまだまだ興奮するように思えた。
「もちろん、えっちな音が聞こえた。俺はそんな奈々が大好きだよ」
「嬉しい。私、学生時代に女友達から教えてもらいました。男の人って、お口でされるのも好きってほんとなの?」
「大学時代の友達だね。奈々ちゃんは知らない? 俺はお口は大好きなんだ」
「私、バージンだから、男の人がそんなこと好きって知らなかった。でも、野上さんが望むなら、満足するまで何時間でもしてあげたい」
「バージンだったんだ。じゃあ、奈々ちゃんにお口の特訓していい? えっちなこといっぱい仕込んでいい? 奈々の全てを奪っていい? 指を入れたことは?」
「──ああもう、すっごくいやらしい。だけど仕込んでほしい。お口の特訓もしてください。私の全てを奪って。ああ、私、変になっちゃいそう。でも、上さまのそんなとこ大好き。指は入れたことないです。男の人に体を触らせたこともないです」
 奈々は、野上の男心をそそる極上の体と、可愛いルックスである。それでも正真正銘のバージンだった。穴という穴、全てバージンなのだ。野上は今後が楽しみに思えた。
 この日の深夜だった。野上は、自分の勤務時間は早出残業がなければ、八時半から四時半までだと奈々に教えた。
 そのとき野上は来週の水曜日、奈々から部屋に招待されている。彼女はその日が休日で、丸岡スーパーでの合流は、午後五時過ぎとのことだった。
 あと一つ。野上さんのスマホはまだまだそれで大丈夫。と奈々は言っていた。
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