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恋人岬には噂があった
第3章 第3話 最終章

シャンデリアの明かりの下で、何ということだ。玉川の肉棒は根元まで沙織の性器に結合しているというのに、沙織はまだまだ奥深くまで挿入させたいのか、股を開いた自分の両太ももを玉川の腰といわず、太ももといわず擦り合わせ、両手の指を玉川の尻に食い込ませると、沙織はあごをのけぞらせ、再び前進してくる肉棒の動きにあわせて、玉川の尻をぐっと引っ張って激突させ、見ただけで赤面するようなベッドシーンが浮かんでは消えていった。
しかし、描いてはみたものの、彼女にも自分好みの男と、場所と所作があると思うのだ。沙織は、玉川の前でパンティを脱ぐときがあるのだろうか、と野上は思うのであった。
鈴本タイヤのトラックが到着したあと、沙織は事務所を出たその足で、ドライバー室に待機している皆に声をかけたようである。
事務所と制御室は場内よりも一段高い場所に建っている。制御室の窓から野上が見ると、ポニーテールの彼女を先頭に、ミキサー車のドライバーたちが鈴本タイヤのトラックのほうへ歩いて行くのが見えた。
下の倉庫のほうから、鈴本タイヤの運転手や沙織たちの話し声が聞こえて来た。タイヤショベルに乗って来る河合を待っているのだ。
ほどなくして、骨材などを受け持つ河合がタイヤショベルに乗って来た。注文したタイヤは倉庫にしまい、廃棄するタイヤは鈴本タイヤのトラックに積み込むのだ。
野上はこのとき手持ち無沙汰だった。することがないので、制御室や事務所周りの掃除をしようかと思った。だが、きれいに掃除してある。窓ガラスでも拭こうかと思ったが、曇りひとつなかった。全て沙織の仕業なのだ。野上は、事務所で電話番の他なかった。が、子機は沙織が手にしている。それはいつものことだった。
事務所まで響いていたタイヤショベルのエンジンが止まった。廃棄するタイヤの積み込みも終わったようである。ロープをタイヤにかけながら、誰かが冗談を言ったのだろう。沙織たちの笑い声が聞こえた。
再びエンジン音が聞こえた。河合はタイヤショベルに乗って、事務所よりも一段高い場所に設置された、骨材を落とし込む、ビン(サイロ)の方へ上がって行った。その隣には骨材置き場もある。本日はあと一台、最終のダンプカーが骨材を運んで来る。
しかし、描いてはみたものの、彼女にも自分好みの男と、場所と所作があると思うのだ。沙織は、玉川の前でパンティを脱ぐときがあるのだろうか、と野上は思うのであった。
鈴本タイヤのトラックが到着したあと、沙織は事務所を出たその足で、ドライバー室に待機している皆に声をかけたようである。
事務所と制御室は場内よりも一段高い場所に建っている。制御室の窓から野上が見ると、ポニーテールの彼女を先頭に、ミキサー車のドライバーたちが鈴本タイヤのトラックのほうへ歩いて行くのが見えた。
下の倉庫のほうから、鈴本タイヤの運転手や沙織たちの話し声が聞こえて来た。タイヤショベルに乗って来る河合を待っているのだ。
ほどなくして、骨材などを受け持つ河合がタイヤショベルに乗って来た。注文したタイヤは倉庫にしまい、廃棄するタイヤは鈴本タイヤのトラックに積み込むのだ。
野上はこのとき手持ち無沙汰だった。することがないので、制御室や事務所周りの掃除をしようかと思った。だが、きれいに掃除してある。窓ガラスでも拭こうかと思ったが、曇りひとつなかった。全て沙織の仕業なのだ。野上は、事務所で電話番の他なかった。が、子機は沙織が手にしている。それはいつものことだった。
事務所まで響いていたタイヤショベルのエンジンが止まった。廃棄するタイヤの積み込みも終わったようである。ロープをタイヤにかけながら、誰かが冗談を言ったのだろう。沙織たちの笑い声が聞こえた。
再びエンジン音が聞こえた。河合はタイヤショベルに乗って、事務所よりも一段高い場所に設置された、骨材を落とし込む、ビン(サイロ)の方へ上がって行った。その隣には骨材置き場もある。本日はあと一台、最終のダンプカーが骨材を運んで来る。

