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恋人岬には噂があった
第3章 第3話 最終章

奈々を待っていると、駐車場に入って来た赤っぽい軽四が、こっちに向かって雨の中をゆっくり走って来る。あの車かな? と野上は見ていた。
彼女のほうが先に気づいたらしい。野上の車の前に、その軽四がゆっくり停まった。奈々が助手席のガラスの向こうで笑みを浮かべて手を振っている。可愛い軽四に乗った女の子は、より可愛くみえた。野上はこのとき、私は可愛い軽四がいいと何度となく言っていた由香が浮かび、ちょっと反省していた。
野上は、自分の車の左側に停めるように合図した。にっこり微笑んだ奈々が、指でオーケーサインを出した。野上は傘を取り出して車から降りた。誘導するのだ。
奈々が車の窓ガラスを半分ほど開けたので、野上は傘をさしかけた。そして、そのまま真っ直ぐバック、と誘導した。ストップと言うと、彼女は笑みを浮かべて、雨がすごく降るねと言った。窓ガラスがすーっと上がっていった。
ドアが開くと、甘酸っぱい香りが流れて来た。思わず引き寄せられるような香りだった。きれいな脚が動き、短いスカートの奈々が車から降りてきた。想像以上の美脚を眼にして、野上は自分の肉棒が鬼のように突っ張っているのを感じている。
しかし、奈々は野上の股間に気づいていないようである。ドアを閉めて傘に入って来ると、両手を後ろにまわして、野上を見上げて嬉しそうに笑みを浮かべた。そして、ブラウスの胸の膨らみを突き出すように、無防備に立っている。指で乳首をつんと押せる距離である。
「奈々ちゃん、早くロックして俺の車に乗らないと濡れてしまうよ」
野上の言葉に、奈々ははっと気づいたように、うん、と言って、キーを押してロックした。
野上は自分の車の助手席を開けた。
ハンドバッグを手にした奈々が、野上にちらと眼を向けてシートに尻をおろした。スカートがさらに短くなって、太ももが露わに見えている。両膝を立てた裸の奈々が、自ら太ももを開いていく姿が一瞬浮かび、肉ビラと陰毛まで想像できた。彼女はその上にハンドバッグを置いた。
傘のしずくを切って、野上は自分の車に乗り込むと、ドアをすぐに閉めた。そして、ほんとよく降るよなと言って、傘をカバーに入れて後ろに置いた。
奈々は野上を見ていた。
「雨は降るけど、私、雨も好き。でもちょっと濡れちゃった」
奈々は静かな口調で言って、ハンドバッグからハンカチを取り出そうとしている。
彼女のほうが先に気づいたらしい。野上の車の前に、その軽四がゆっくり停まった。奈々が助手席のガラスの向こうで笑みを浮かべて手を振っている。可愛い軽四に乗った女の子は、より可愛くみえた。野上はこのとき、私は可愛い軽四がいいと何度となく言っていた由香が浮かび、ちょっと反省していた。
野上は、自分の車の左側に停めるように合図した。にっこり微笑んだ奈々が、指でオーケーサインを出した。野上は傘を取り出して車から降りた。誘導するのだ。
奈々が車の窓ガラスを半分ほど開けたので、野上は傘をさしかけた。そして、そのまま真っ直ぐバック、と誘導した。ストップと言うと、彼女は笑みを浮かべて、雨がすごく降るねと言った。窓ガラスがすーっと上がっていった。
ドアが開くと、甘酸っぱい香りが流れて来た。思わず引き寄せられるような香りだった。きれいな脚が動き、短いスカートの奈々が車から降りてきた。想像以上の美脚を眼にして、野上は自分の肉棒が鬼のように突っ張っているのを感じている。
しかし、奈々は野上の股間に気づいていないようである。ドアを閉めて傘に入って来ると、両手を後ろにまわして、野上を見上げて嬉しそうに笑みを浮かべた。そして、ブラウスの胸の膨らみを突き出すように、無防備に立っている。指で乳首をつんと押せる距離である。
「奈々ちゃん、早くロックして俺の車に乗らないと濡れてしまうよ」
野上の言葉に、奈々ははっと気づいたように、うん、と言って、キーを押してロックした。
野上は自分の車の助手席を開けた。
ハンドバッグを手にした奈々が、野上にちらと眼を向けてシートに尻をおろした。スカートがさらに短くなって、太ももが露わに見えている。両膝を立てた裸の奈々が、自ら太ももを開いていく姿が一瞬浮かび、肉ビラと陰毛まで想像できた。彼女はその上にハンドバッグを置いた。
傘のしずくを切って、野上は自分の車に乗り込むと、ドアをすぐに閉めた。そして、ほんとよく降るよなと言って、傘をカバーに入れて後ろに置いた。
奈々は野上を見ていた。
「雨は降るけど、私、雨も好き。でもちょっと濡れちゃった」
奈々は静かな口調で言って、ハンドバッグからハンカチを取り出そうとしている。

