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忘れられない恋
第2章 ~再会~
今度からはしっかりと見てこよう
そう頭のなかで考えながら、さっき自販機で買ったカフェオレをあける。
本当はブラックのコーヒーがよかったのだが、
あいにく売れきれていた。
冷たいほうならあったが、
こんな日に寒いコーヒーなんて勘弁してほしかった...
某メーカーの微糖というコーヒーもあったが
微糖などという、あいまいな物よりハッキリしているほうが好きだったし、
カフェオレも嫌いではなかったので、カフェオレにしたのだった。
一口飲んでみると、何気に美味しかった。
いつもはホームで飲み物を飲むなんて事はありえないから
俺にとって、ホームで本を読みながら、
飲み物を飲むという行為は新鮮だった。