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忘れられない恋
第2章 ~再会~
[たまにはこういうのもいいかしれないな...]
そう呟くと、いったん中断していた本をまた読み始める。
小説の主人公たちの出会い方は最悪..
それはヒロインが電車に乗っていると、
主人公を痴漢と間違えるというものだった。
今、考えるとなかなか酷い内容だ...
痴漢をしていないのに、痴漢と言われるなんて最悪だ。
本当に免罪なんてごめんだった。
本を読み進んでいくと、だんだんこの本の細かい内容も思いだしてきていた。
俺の記憶が正しければ、
この本を買ったのは中学3年生の時だったと思う...
高校2年生になった今読むと
ありえないだろ...
と思う内容もあるが
中3の時の俺はすごくハマっていたような気がする。
中3のころといえば、もういろいろと起こっていたが
性に対しての興味や、女性に対しての興味はあったと思う。
だから、はじめて買ったこの恋愛小説に夢中になったのだろう...