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忘れられない恋
第2章 ~再会~

数分がすぎ、ずっと本を読んでいたからか目が痛くなってきた。

[クソッ...]


続きが少し気になっていたが、目を休めるために少し読むのをやめる。



そしてまわりをみまわしてみる。

周りには、スーツ姿の男性ばかりだった。

新聞を読んでいる人もいれば、スマートフォンをいじっている人もいる。


[1本違うだけで、こんなにちがうのか...]

俺がいつも乗っている時間の電車は、ぜんぜん人がのっておらず
いても、遠出するのか?と聞きたくなるぐらいの大きな荷物を持った人や、
お年寄りのかたなど、合わせて1車両10人くらいしか乗っていなかった。


[やっぱり明日は、しっかり起きて時間通りにこよう...]


ふと右を見ると、さっきの海藤の女の子が目にうつる。

後ろを向いているため、顔は見えないが髪は長く色は黒。
身長はさほど高くはない...
みるからに可愛げな子だった。

[勉強できて、運動できて、ルックスよしか.. 世の中不公平だな。]


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