この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater6.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
忘れられない恋
第2章 ~再会~
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
数分がすぎ、ずっと本を読んでいたからか目が痛くなってきた。
[クソッ...]
続きが少し気になっていたが、目を休めるために少し読むのをやめる。
そしてまわりをみまわしてみる。
周りには、スーツ姿の男性ばかりだった。
新聞を読んでいる人もいれば、スマートフォンをいじっている人もいる。
[1本違うだけで、こんなにちがうのか...]
俺がいつも乗っている時間の電車は、ぜんぜん人がのっておらず
いても、遠出するのか?と聞きたくなるぐらいの大きな荷物を持った人や、
お年寄りのかたなど、合わせて1車両10人くらいしか乗っていなかった。
[やっぱり明日は、しっかり起きて時間通りにこよう...]
ふと右を見ると、さっきの海藤の女の子が目にうつる。
後ろを向いているため、顔は見えないが髪は長く色は黒。
身長はさほど高くはない...
みるからに可愛げな子だった。
[勉強できて、運動できて、ルックスよしか.. 世の中不公平だな。]
![](/image/skin/separater6.gif)
![](/image/skin/separater6.gif)