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新・快感MAX!性奴隷になった人妻
第4章 浄化
電車に乗ってからもナナは夫のことを考えてしまっていた。自分は何ということをしてしまったのだろう。B駅で下車して改札を出ると夕方だった。帰る気にはなれない。夫は明日まで帰らないのだから外食してもいいわけだ。B駅前には飲食店がいっぱいある。

「あの、ちょっとよろしいですか?」
ナナは自分とは思わず無視した。
「あの、奥さんちょっと・・・」
ナナが声のする方を見ると、中年の男が立っていた。七三に分けた髪、黒のスーツ、礼儀正しそうな公務員のような雰囲気だった。
「私ですか?」
「はい、そうです。あなた今何かお悩みですね?」
ナナは怪しいセールスか、宗教かと思った。足を速めると、その男も付いてきた。

「ちょっと待ってください。怪しいものではありません。あなたがお悩みのようだから何かお力にとお声をかけさせていただきました」

ナナはどうせ真っすぐに家に帰りたくなかったのだ。騙されたと思って話を聞くことにした。
「実は私、悩みあります」
「そうでしょう。お顔を見ればわかります。あなたは凄く今心が病んでいらっしゃる」
ナナは軽く頷いた。

「さあ、いらっしゃい。すぐ近くに私たちの事務所があります」
「あなたは一体どういう方ですか?」
「申し遅れました。私こういう者です」
男は名刺を出した。
「エロスの会 代表 石渡洋(ストーン)」
「石渡さん?」
「あ、ストーンでいいです。会員の間では皆会員IDを使います」
「それで、エロスの会とは?」
「はい、困っている女性を助けるための慈善団体です。愛の神エロスによってすべての女性に救いをお与えしております」
「高額な会費や寄付を募っているとか?」
「いえいえどんでもありません。一切お金を請求することはありません。私が私財を投げうってこの活動をしております」
ナナはとにかく行ってみようという気にはなった。今夜は1人ではいたくなかったのだ。

二人は近くに止めてあった黒いワンボックスカーに乗った。運転手は中年の男だった。
「ブルーと言います。さあ行きましょう」
笑顔で声かけてきた。
「あのどのくらい乗るんですか?」
「東京湾の見える眺めのいいところです。ここから1時間もあれば着きます」
笑顔で答えた。

車はゆっくりと出発した。
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