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鼻フックパーティーの午後
第1章  
 ところでSMビデオには、レンタル店で借りられる物以外にも、アダルトショップや通信販売で手に入るセルビデオというものがある。これは文字通り、一本五千円から一万五千円ほどで売られている(=セル)ビデオで、数百円でレンタルできるSMビデオとは桁違いの値段だ。しかしセルビデオには、レンタルのSMビデオでは決して見られないような、ディープな世界が収録されている。例えばその当時、レンタルビデオでS役を演じている男性が、独自のレーベルで発行している緊縛ビデオなどが有名だった。そのビデオにはセックスシーンはなく、さまざまなやり方で女体を縛っているだけなのだが、そこがまた緊縛マニアにとってはたまらないのだ。SM誌で紹介されるそれらの内容を見て、僕もセルビデオを見てみたいと憧れを強くしていった。
 やがて大学を卒業して社会人になり、ボーナスなど自由に使えるお金も多少増えてきたので、僕もとうとうセルビデオを購入してみることにした。
 その頃になっても鼻フックが出てくるレンタルのSMビデオは依然として研究していたが、それほど増えてきた訳ではなかった。しかし気になる人物が一人現れ始めていた。SM誌の紹介によると、その人物Y氏はSMプレイの中でも特に鼻フックを多用し、愛好家の集まる調教パーティーを催したり、その様子をセルビデオとして発売したりしているらしい。レンタルSMビデオにも時たまS役として出演していて、縛りの技術なども本格的だったが、鼻フックプレイはレンタルビデオでは見られなかった。本当の世界を知るには思い切ってセルビデオを買うしかないのだ。ちょうどそういったビデオを扱うお店が近くにあったこともあり、僕はY氏の主催するレーベルのセルビデオを買うことにした。
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