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鼻フックパーティーの午後
第2章   
 一本一万数千円もするビデオには、鼻フックパーティーの様子や、本格的な鼻フック調教のシーンがおさめられていた。普通のマンションらしき部屋で女性が縛られ鼻フックをされて、観客の男性たちが、その姿を観賞したり、いろいろと意見を交わしたりしている。異様な、しかし楽しそうなその映像を見て、僕は片時も目が離せなかった。
 そのビデオで、さらに僕が引きつけられたのは、鼻の穴を横からも広げる鼻フックを使用していたことだ。上から引っぱり、さらに左右からも引っぱり、合わせて三方向から引っぱられた鼻の穴は想像できない形になり、もちろんその女性の顔は素顔とは全くかけ離れた様子に変わってしまう。自分の変態さがむき出されたような顔で責めを受けるその姿に、僕は激しく興奮していた。
 やがてその男性Y氏は、SM誌にも連載を持つようになった。鼻フックパーティーやその他の調教の生々しい、熱のこもったレポートを読んでいるうちに、僕も一度はその場所に参加してみたいという思いが日増しに高まっていった。実際にはその記事には鼻フックパーティー参加のための連絡先が書かれていたので、応募するのは簡単だった。しかし心の準備ができるまでには、それなりの時間がかかったのだった。
 とうとう思い切って連絡してみると、Y氏はとても気さくに、会場への最寄り駅やそこからの道順、会費や注意事項などを丁寧に教えてくれた。マニアな世界に共通する事だが、変態的な性癖を持っている方は、大変紳士的だという事が言えると思う。自分の性癖に正直に向き合える人というのは、相手に対する気配りもすごいのだ。
 そしてようやく、僕は念願の鼻フックパーティー参加の機会を得たのだった。
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