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鼻フックパーティーの午後
第3章
一通りの撮影が終わり、みんなが満足したのを見はからって、Y氏はさらに別のフックを取り出して、麻里子の鼻にかけ始めた。ビデオでさんざん目にして興奮した、横からの鼻フックだ。Y氏は、鼻フックをかけられる麻里子の状態をよく見せながら、ゆっくりと横からの鼻フックを追加していく。縦に広がっている麻里子の鼻の穴が、さらに横からも引っぱられ、麻里子の鼻の穴の形は台形状に大きく拡大されていった。鼻の穴の入り口は真正面に近い角度にさらけだされ、豚鼻の麻里子の顔は、もう誰だか分からないくらいに変形している。僕は撮影するのも忘れて、その一部始終をまばたきもせずに見つめていた。変態な顔になった麻里子の口から、「はぁっ…」という小さなため息が聞こえた。それは三方向鼻フック姿にされた女性を、僕が初めて見た瞬間だった。
もっともそんな感激はよそに、大多数の客たちは、まるで麻里子を犯すように、強烈にカメラのシャッターを切っている。フラッシュのライトで鼻の穴の奥まで、鼻毛の一本一本があらわになるまで照らされ、麻里子は変態マニアたちの餌食になっていた。もっともそれは、麻里子にとっても快楽の瞬間だったに違いない。トロンとした目の奥では、しっかりとした光が、レンズの方を見つめているのが僕にも感じられた。やがて気を取り直した僕も、負けずに写真を撮る事にした。何かひとつの大きな渦に巻き込まれながらも、それが心地よく感じられる不思議な時間だった。
もっともそんな感激はよそに、大多数の客たちは、まるで麻里子を犯すように、強烈にカメラのシャッターを切っている。フラッシュのライトで鼻の穴の奥まで、鼻毛の一本一本があらわになるまで照らされ、麻里子は変態マニアたちの餌食になっていた。もっともそれは、麻里子にとっても快楽の瞬間だったに違いない。トロンとした目の奥では、しっかりとした光が、レンズの方を見つめているのが僕にも感じられた。やがて気を取り直した僕も、負けずに写真を撮る事にした。何かひとつの大きな渦に巻き込まれながらも、それが心地よく感じられる不思議な時間だった。