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雨が好き
第111章 お祈り
『神さま、ありがとうございます
ここにこうして蒼人さんといっしょにいられる今日をくれて
来年も、再来年も・・・その先も
私が蒼人さんの隣にいられたら、嬉しいです』
こんな、お祈りだった。
そんな事を考えながら、なんだか私は嬉しくなってしまって、
本当なら、ぎゅっと、抱きつきたかったのだけれども、
まだそれは、あまりにも恥ずかしすぎたから、
かわりに、蒼人さんのお洋服の裾を、きゅっと掴んでいた。
そんな私たちを見て、縁結びの神様が宿る御神木が、
青空を背に、大きく手を広げて、笑っているように感じた。
ここにこうして蒼人さんといっしょにいられる今日をくれて
来年も、再来年も・・・その先も
私が蒼人さんの隣にいられたら、嬉しいです』
こんな、お祈りだった。
そんな事を考えながら、なんだか私は嬉しくなってしまって、
本当なら、ぎゅっと、抱きつきたかったのだけれども、
まだそれは、あまりにも恥ずかしすぎたから、
かわりに、蒼人さんのお洋服の裾を、きゅっと掴んでいた。
そんな私たちを見て、縁結びの神様が宿る御神木が、
青空を背に、大きく手を広げて、笑っているように感じた。

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