この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雨が好き
第112章 桜の雨
考え出してしまって、私は慌てて頭を振った。

あ、あれ・・・何考えちゃってるの?私・・・

「どうしました?みなとさん?」
蒼人さんに声をかけられて、なおさらドキンとしてしまう。
「な、なんでもない・・・の」

こんなことをしながら、教会に10分ほどいた私たちは、
次の目的地に向かうことにした。

「次は神宮寺っていうお寺に行きましょう」

そこは教会から自転車ですぐのところ。
立派な境内を持つきれいなお寺だった。

でも・・・普通のお寺、だよね?

そんなふうに思っていると、蒼人さんが、こっちこっちと手招きをする。
蒼人さんに連れられて、お寺のすぐ横の道を奥に入る。
その釣鐘堂の隣に、大きな大きな枝垂れ桜があった。

ちょうど、ピンク色の花が満開で、
樹のてっぺんからこぼれるように広がり落ちる枝には、
幾重にも桜花が散りばめられていた。

蒼人さんが手のひらを上にかざしてみせる。

「こうしてみると、まるで、桜の雨・・・みたいですね」
/506ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ