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雨が好き
第112章 桜の雨
考え出してしまって、私は慌てて頭を振った。
あ、あれ・・・何考えちゃってるの?私・・・
「どうしました?みなとさん?」
蒼人さんに声をかけられて、なおさらドキンとしてしまう。
「な、なんでもない・・・の」
こんなことをしながら、教会に10分ほどいた私たちは、
次の目的地に向かうことにした。
「次は神宮寺っていうお寺に行きましょう」
そこは教会から自転車ですぐのところ。
立派な境内を持つきれいなお寺だった。
でも・・・普通のお寺、だよね?
そんなふうに思っていると、蒼人さんが、こっちこっちと手招きをする。
蒼人さんに連れられて、お寺のすぐ横の道を奥に入る。
その釣鐘堂の隣に、大きな大きな枝垂れ桜があった。
ちょうど、ピンク色の花が満開で、
樹のてっぺんからこぼれるように広がり落ちる枝には、
幾重にも桜花が散りばめられていた。
蒼人さんが手のひらを上にかざしてみせる。
「こうしてみると、まるで、桜の雨・・・みたいですね」
あ、あれ・・・何考えちゃってるの?私・・・
「どうしました?みなとさん?」
蒼人さんに声をかけられて、なおさらドキンとしてしまう。
「な、なんでもない・・・の」
こんなことをしながら、教会に10分ほどいた私たちは、
次の目的地に向かうことにした。
「次は神宮寺っていうお寺に行きましょう」
そこは教会から自転車ですぐのところ。
立派な境内を持つきれいなお寺だった。
でも・・・普通のお寺、だよね?
そんなふうに思っていると、蒼人さんが、こっちこっちと手招きをする。
蒼人さんに連れられて、お寺のすぐ横の道を奥に入る。
その釣鐘堂の隣に、大きな大きな枝垂れ桜があった。
ちょうど、ピンク色の花が満開で、
樹のてっぺんからこぼれるように広がり落ちる枝には、
幾重にも桜花が散りばめられていた。
蒼人さんが手のひらを上にかざしてみせる。
「こうしてみると、まるで、桜の雨・・・みたいですね」

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