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性に堕ちたアイドルの365日
第14章 現在 店長とアイドル志望のJK 2
 駅まで徒歩十分。すこし急いだ。駅前に奈々はひとりでいた。声をかける。
 「悪い。お待たせ」
 「あっ、店長。お疲れ様です。」そのあとの言葉はない。まっしろの瓜実顔が赤く染まっている。緊張しているのだろう。
 「行こうか。」秋葉乃のも余計なことをいわず歩く。奈々は付いてくる。白のポロシャツにデニムの短いスカートを履いきちいさなカバンを斜めにかけている。
 「誰か連れてくるっていってたけど、その人は」
 「一応連絡話しました。でも急だったのでこの時間は無理って、一時間くらい以内には来るっていわれてます」その人は誰と訊く前に焼肉屋の着いた。駅から店までの間にある個人経営の焼き肉屋だ。
 「ここか。店に行く前に通ったことある。」
 「はいろうか」いらっしゃいませ。店には家族連れが一組しかいない。「ふたり、あっ、あとでもうひとり来るんで三人です」定員に告げると奥のパテーションで仕切っただけの個室風の席に案内された。
 「ヤバいんですけど」奈々のうれしそうな顔に声。
 「てきとうに頼んでいい」食べ放題コースはなかった。
 「はい」塩タンにカルビに上ハラミに上ミノを一人前頼んだ。眼の前にいるのが男子学生なら二人前だが一人前にした。足りなければ追加したらいい。ウーロン茶もふたつ頼んだ。「ご飯もいいですか。」奈々がいう。じゃあライスひとつとキムチも。コンロに火をつけて店員がいなくなる。
 「店長ご飯は食べないんですか」
 「今年はコメは焼き飯か寿司かしか食べてない」
 「どんな食生活なんですか。店長って結婚してませんよね。指輪してないし」
 「いい歳して独身だ」指輪。よく見てるなと思った。
 「恋人はいるんですか」
 「いない。なんでそんなこと訊くの」
 「あっ、いや。まぁ、気にしないでください」まれにいる。女子校生に限らないが女子大生でも人妻でも店長を異性として意識するアルバイトは。奈々ももしかしたらと自惚れてはいた。「肝心な話なんですがいいですか」
 秋葉乃は自惚れを一瞬で頭から消す。奈々が辞めたら平日週二の十六時から十九時まで。土日は朝八時から十七時まで。今月は自分もそのシフトにはいらないといけないが来月ならどうとでもなる。早番は主婦や学生が多いのでなんとでもなる。辞めるといわれていないのに辞めるを前提にしてシフトのことをかんがえる。店長の悲しい性だ。
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