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性に堕ちたアイドルの365日
第19章 現在 店長とアイドル志望のJK 7
 「奈々アイドルになれ」
 「訊いてください」奈々は、なにかをいいたいのだ。どこかの店に寄ってより歩きながらがいい気がした。うんと頷いた。「将来のこと、なにかしたいとかぜんぜんなかったんです。でも店長の店でアルバイトをして、このままここで働きたいなって思いました。大学に進学はまるでかんがえてなかったし」
 「それいっしょだ」
 「いっしょってどういうことですか」奈々のおおきな黒眼が揺れた。
 「店長推薦みたいのがあるんだ。学生の役立つアルバイトを正社員として推薦する。もちろん本人の意思はだけど正社員希望なら、店長が推薦する制度が。百パー採用の可能性はないけど。店長推薦だとかなり優先的に採用される。奈々の将来の希望を訊いてなかったけど。このままアルバイトを希望してるなら社員に推薦したないなって思っていた。」
 「ワタシのこと、ちゃんとというかそんな風にかんがえてくれてたんですね」
 「でもその娘にアイドルになりたいといわれたから、この話は」秋葉乃は奈々のやぼったい黒髪をポンポンした。奈々に触るのははじめてだ。
 「それはお断りします」奈々は頭を触れてもいやがらず笑い。 「店長。担当の社員の人にブチ切れますよね。オマエがここに置けっていった商品そのままここにあるのは、ぜんぜん売れてないだろ。新商品だからなんだよ。こんなの売れるわけないだろ。バイトが休憩でバックヤードで休んでたら本社の人に店の前掃除したらとか嫌味をいわれると訊く、オマエはここになにしに来てるんだ。暇つぶしでここに来てるんだろ。ならオマエが掃除しろよ。それワタシがいわれるってことですよね。ワタシ確実にメンタルやられます」ふたりは笑った。中年オヤジと女子校生が並んで歩いている。赤の他人にしたどう見えているのか。ふたりは周りのことは気にしていない。
 「奈々。今日でアルバイトはおわりにしろ」
 「えっ」奈々の絶句。なんで顔に書いてある。さっき笑った顔が一瞬で消えた。
 「アイドルになれ。それだけかんがえろ」奈々はなにもいわない。いえないが正解だろう。「アイドルになる。それ訊いてびっくりしたけど。なれたらなれじゃなく、なれって本気で思った。だからなれ」
 「なんかあったらなにもなくても連絡していいですか」秋葉乃はなにもいわなかったが、また頭をポンポンした。奈々が身を寄せてきた、どちらからか手を繋いだ。
 
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