この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
性に堕ちたアイドルの365日
第23章 十七年前 店長候補とアイドル志望のJK 2
バックヤードでパソコン入力を終えた秋葉乃。店に出た。敦子が接客をしているがなにやらもめてる。客はスーツを着た中年のオヤジだ。
「だから、ソフトセブンの十ミリだっていってるんだよ」男はタバコを購入したいようだが呂律が怪しい。酔っているのだろう。
「だから番号でいってください」よくあるトラブルだ。タバコを銘柄で頼む客。非喫煙者だと銘柄をいわれてもわからない。
「だから何回もいってるだろ。ソフトセブンの十ミリだっていってるんだよ」
「これですね」秋葉乃がソフトセブンの十ミリを手に取ってカウンターに置くと。チェッと舌打ちされた客にではない。敦子にだ。鬼の形相で。秋葉乃は気にせず「480円です」という。
「オマエ店長か、おぃ、こら」店の近くに場外馬券場がある。この客に関係あるのかはわからない。
「ちがいます」秋葉乃は冷静に答える。
「ちがいますだ、この野郎。偉そうにしやがって、こんなもんいるか」酔客はカウンターのタバコを投げた。秋葉乃のデコにあたった。秋葉乃は舌打ちをして店から出る酔客にだいじょうぶですかといって近づいて肩を持つ。
「あっ、触るんじゃねぇよ」振り払おうとされた瞬間ひざけりをみぞうちにいれた。酔客が蹲った。
「だいじょうぶですか」しらじらしくいって。「前園さん電話いい」手渡されたコードレスで110番した。事故ですか事件ですか。「酔っ払いが店の前で寝てるんです。それで110番を」五分ほどでパトカーの到着。
「暴れてはないです。タバコを買いに来たみたいですけどアルバイトが銘柄がわからないので番号でおねがいしますっていったら怒鳴り始めて自分が対処したらタバコ投げつけられて帰ろうとしたけどフラフラだったんで、だいじょうぶですかと声を掛けたらいきりなり倒れたんで酔ってるから寝てるんだろうって思ったけど店に前で寝られるのは困るんで通報しました」
「この人よく来る」制服のおまわり。
「わかりません」すぐに店の前で蹲った男はパトカーで連れていかれた。
「ヤバい、ヤバイ、ぜったいヤバくない」喜ばせるつもりなどなかったが敦子の満面の笑みをはじめて見た。「店長アイツ蹴ったでしょ。それで自分で110番するのヤバくない」
いつからだろう。秋葉乃世代だとヤバいはピンチで最悪なことだ。しかし最近ではヤバいはいいことがあった場面で使われる言葉になっていた。
「だから、ソフトセブンの十ミリだっていってるんだよ」男はタバコを購入したいようだが呂律が怪しい。酔っているのだろう。
「だから番号でいってください」よくあるトラブルだ。タバコを銘柄で頼む客。非喫煙者だと銘柄をいわれてもわからない。
「だから何回もいってるだろ。ソフトセブンの十ミリだっていってるんだよ」
「これですね」秋葉乃がソフトセブンの十ミリを手に取ってカウンターに置くと。チェッと舌打ちされた客にではない。敦子にだ。鬼の形相で。秋葉乃は気にせず「480円です」という。
「オマエ店長か、おぃ、こら」店の近くに場外馬券場がある。この客に関係あるのかはわからない。
「ちがいます」秋葉乃は冷静に答える。
「ちがいますだ、この野郎。偉そうにしやがって、こんなもんいるか」酔客はカウンターのタバコを投げた。秋葉乃のデコにあたった。秋葉乃は舌打ちをして店から出る酔客にだいじょうぶですかといって近づいて肩を持つ。
「あっ、触るんじゃねぇよ」振り払おうとされた瞬間ひざけりをみぞうちにいれた。酔客が蹲った。
「だいじょうぶですか」しらじらしくいって。「前園さん電話いい」手渡されたコードレスで110番した。事故ですか事件ですか。「酔っ払いが店の前で寝てるんです。それで110番を」五分ほどでパトカーの到着。
「暴れてはないです。タバコを買いに来たみたいですけどアルバイトが銘柄がわからないので番号でおねがいしますっていったら怒鳴り始めて自分が対処したらタバコ投げつけられて帰ろうとしたけどフラフラだったんで、だいじょうぶですかと声を掛けたらいきりなり倒れたんで酔ってるから寝てるんだろうって思ったけど店に前で寝られるのは困るんで通報しました」
「この人よく来る」制服のおまわり。
「わかりません」すぐに店の前で蹲った男はパトカーで連れていかれた。
「ヤバい、ヤバイ、ぜったいヤバくない」喜ばせるつもりなどなかったが敦子の満面の笑みをはじめて見た。「店長アイツ蹴ったでしょ。それで自分で110番するのヤバくない」
いつからだろう。秋葉乃世代だとヤバいはピンチで最悪なことだ。しかし最近ではヤバいはいいことがあった場面で使われる言葉になっていた。