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コンビニバイトの男の子
第7章 歪み
日常が非日常に切り替わるきっかけは、ちょうど食事し終えたところで萩子のスマホに届いた、メッセージを知らせる着信の振動でした。
「誰からですか?」
「主人から。・・・昼ご飯は用意しなくていい、帰宅が夜になるって」
「そうなんですね」
貴之に了承の返事を送ると、悠希もスマホを操作しました。
「・・・これでよしと」
「誰に送ったの?」
萩子の問い掛けに、悠希がにっこり笑顔を見せました。
「今日午後からバイトあったんですけど、休むって松友に」
「大丈夫なの?」
「いつも由絵さんが余裕あるシフト組んでくれてるので、多分」
「ていうか、今日学校は?」
「昨日も言ったでしょ。学校の授業よりも、萩子さんの方が大事ですからって。それに、せっかく夜まで時間できたんですし」
そこで、悠希のスマホが振動しました。
「ちっ、あいつ・・・」
悠希が苦笑いしました。
「どうしたの?」
「あ、バイトの休みは大丈夫だったんですけど、こんなことを・・・」
そう言って、画面を萩子に向けました。
そこには、了解するメッセージの後に、
《松友:誰かとお楽しみか?笑》
と書かれていました。
「正直に返そうかなー」
にやにやしている悠希に、萩子は慌てました。
「そんなっ!コンビニで顔合わせづらくなくなっちゃうから、絶対にだめっ!!」
「冗談ですよ。真に受けちゃって、可愛いですね」
「もうっ!からかわないで!!」
「あははっ。すみません。じゃあ・・・」
《鮎川:ご想像にまかせるよ笑》
そう返事を送ると、折り返しでアニメのキャラクターがびっくりするスタンプが送られてきました。
「これで支障無くなったんで」
悠希が、スマホを覗き込んでいた萩子の肩を抱き寄せました。
「あんっ。何?」
「松友のご期待に沿わないとね」
「まだ片付けが・・・」
言葉じりを遮って悠希が唇を重ねると、萩子も身を乗り出してテーブル越しに唇を押し付けたのでした・・・。
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